【250万円越え】新型コンパクトSUV「フロンクス」は“スズキの高級車”の悪夢を払拭できるのか?
掲載 更新 carview! 文:編集部 32
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スズキのインドからの輸入モデルとしては、コンパクトカーの「バレーノ」に続く二例目だ。
残念ながら日本での販売は低迷し2020年に終売したバレーノだが、インドでの販売は好調で2022年に2代目へとフルモデルチェンジを果たし、現在でもその人気は続いている。なおフロンクスは、そんな2代目バレーノをベースに開発されている。
バレーノが日本で支持されなかった理由は諸説あるが、コンパクトカーでありながら3ナンバーボディを採用し当時としてはやや高価だったこと、国内では使い勝手に優る「ソリオ」がスズキ内に存在したこと、性能を含めた品質などと一般的には言われている。
1つ目のサイズに関し、フロンクスはそもそもコンパクトSUVとして開発されており、「ヤリスクロス」など多くのライバルも3ナンバーなのでこの点は問題ないだろう(価格に関しては後述)。
むしろスズキ国内初となるシャークフィンアンテナやインド向けには装備されているルーフレールをなくすことで、立体駐車場に収まる1550mmの全高に抑えられている。最小回転半径も「スイフト」やソリオと同等の4.8mに抑えるなど、日本向けに使い勝手はかなり意識されているようだ。
2つ目の社内競合に関して、現在のスズキのラインアップでは同じくコンパクトSUVの「クロスビー」が存在するが、そもそもクロスビー自体発売から日が経っており月販1000台を下回る水準なので、サイズ感やデザイン含め競合することは少ないだろう。どちらかと言えばフロンクスは、2020年まで販売されていた「SX4 Sクロス」のポジションを担うことになりそうだ。
(次ページに続く)
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