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【これが現実】ホンダが戦略変更で“ハイブリッドも”重視に。なぜ5~10年でBEV全盛時代はやって来ないのか?

【これが現実】ホンダが戦略変更で“ハイブリッドも”重視に。なぜ5~10年でBEV全盛時代はやって来ないのか?

フォルクスワーゲン ID.BUZZ

BEVへの“転換期”は5~10年よりもっと先の話

もうひとつ大きいのは、激安中国製BEVの流入だ。品質向上も目覚ましいとあって、他のBEVが売れなくなり、このままでは欧州地域の国内雇用が失われてしまうということで、BEV推しにブレーキがかかったのだ。つまり、BEVに一時の勢いが見られなくなったのは構造的要因の側面が強い。

一方で、こうした状況から一歩距離を置いていたのが日本車メーカーだったことはご存じのとおり。例えば、販売台数世界首位のトヨタはBEV販売の基準を2026年に150万台、2030年に350万台と、会社の規模からすれば控えめとも思える水準に設定していたが、既に2026年に100万台へと下方修正している。トヨタからすれば「それ見たことか!」と言ったところかもしれない。

そうした中、各社がこれまでになく力を入れ始めたのが化石燃料で走れて、燃費も既存のエンジン車より良く、価格を抑えられるハイブリッド車だ。

一方、長期的にはBEV化へ向かっていく流れは変わらず、各自動車メーカーはBEVの開発は今後も続けていくことにはなるだろう。実際、ユーザーにとっても、家庭で充電設備を用意できる人など、用途によってはBEVの方がメリットが大きいケースも存在する。

こうした背景から、今後時代は電動化へと向かっていくことに変わりはないが、その転換期が2030年や2035年ではなく、もう少し先の話と見るのが現実的なのではないだろうか。

当面はハイブリッド車が世界的に販売の要になる可能性は高く、数年前と今とでは同じ「電動化」と言っても、その中身が大きく変わってきたと捉えるべきだろう。

もちろん、ハイブリッド車は日本車(なかでもトヨタ)に一日の長があるから、そのアドバンテージを発揮できる期間はしばらく続きそうだ。

>>【最近注目のBEV】日本メーカーや欧米メーカーの最新BEVモデルを見る

(終わり)

(写真:トヨタ、ホンダ、メルセデスベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、ボルボ、ジャガー、ルノー、フィアット、GM、フォード、BYD、シャオミ)

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  • 2025/6/11 08:15

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    >BEV化の目標をシレッと撤回

    環境保護団体の言いなりに「〇〇年までに電動化しろ」と言ったきり、なんのインフラ整備もせずにメーカー任せの欧州各国政府。
    メーカーが勝手に迷走してるわけじゃ無い。

  • 2025/6/11 08:27

    違反報告

    他の人も言ってるけど。
    充電インフラが充実しなければ普及しないでしょう。
    メーカーにとっていい迷惑だね。
  • 2025/6/11 08:23

    違反報告

    BEV化を推し進めるには、現時点では「地上設備」が圧倒的に足りない。
    そして地上設備を管理する「人(電気主任技術者)」が足りないのが、日本特有の問題。公共施設の急速充電設備は、設置元の施設の電気設備の容量変更が必要になる。今まで低圧受電(200-400V)で済んでいたものが高圧受電(6600V)に、高圧受電で済んでいたものが特別高圧受電(22,000-66,000V)に変更が必要なことも。どちらも「電気主任技術者」の資格を持った者を選任して、施設の保安管理をしなければならない。前者の場合「○○電気保安協会」等に外部委託も可能。しかし問題は特別高圧となる後者。こちらは外部委託出来ず、事業所常駐で資格者が必須。
    今電気主任技術者は知名度が低く志願者が少ないのと、自然エネルギープラントで取り合いとなり、資格持ちが極度に不足している。この状況で地上設備を整備するのは無理がある。

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