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クロスオーバー人気でSUV市場拡大【ボディタイプ別売れ筋・2月】

SUVとクーペ/オープンのニューカマーが台頭

2月の新車販売は、トヨタグループの製鋼会社の火災によりトヨタ車の国内生産が減少した影響で、登録乗用車は前年比4.1%減と3ヶ月ぶりにマイナスに転じたが、その状況をボディタイプ別の販売台数から眺めてみよう。なお、今月から新たに仲間入りする新型車「スズキ イグニス」は、「ダイハツ ビーゴ」や「日産 ジューク」と同じSUVに分類した。こうしたクロスオーバー車の登場でSUV部門は活況を呈し、前年比4.6ポイント増、前月比でも1.8ポイント上昇した。順に詳しく見ていこう。

区分はハッチバック、セダン、ステーションワゴン、ミニバン(ワンボックス含む)、SUV(クロスカントリー車含む)、クーペおよびオープンカー、軽乗用車の7部門とし(外国メーカー車は除く)、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の統計に加え、「トヨタ カローラ」のように同じ車名で複数のボディタイプを持つモデルについては自動車メーカー調べのデータで集計。なお一部データに概算数字が含まれるため、総合計データとやや誤差が生じる点はご了承いただきたい。

2月の販売状況を前年実績と比べると、規模が拡大したのはミニバン、SUV、クーペ/オープンカーの3部門。このうちSUV部門の拡大は、前述のイグニスの登場のほか、2016年1月より「レガシィ アウトバック」の分類がステーションワゴンからSUVへと変更になった影響もある。ミニバンとクーペ/オープンカー部門は「トヨタ シエンタ」や「マツダ ロードスター」といったニューカマーの新車効果によるもの。なお、ハッチバックは新型「トヨタ プリウス」が登場したにもかかわらず、前年より縮小している。

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