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ファンな走りと実用性だけじゃない! 新型「ゴルフ“8.5”GTI」は“DCC”で快適性までも手に入れた

走りは全然スポーティじゃない…!?

走り出して、意外な乗り心地の良さに気づきます。

DCCがあるため、やんわり~シャキシャキまで、幅広いダンパーの調整幅があることが効いているのでしょう。極薄の235/35R19タイヤの堅さもそれほど気になりません。DCCの設定を柔らかくしておけば、助手席や後席の家族からのクレームなしのドライブも可能なはず。

また、広い荷室は通常グレードと同様ですから、実用性が相当に高いのも特徴です。スポーティなのに実用性も十分というのも、ゴルフGTIの伝統のひとつと言えるでしょう。

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そして、運転していて何よりも楽しいのがエンジンでした。1984ccの直列4気筒ターボのガソリン・エンジンは、最高出力195kW(265PS)/5250~6500rpm、最大トルク370Nm/1600~4500rpmというスペック。トランスミッションは7速DSGです。

街中を流れに乗って、のんびりと走っていれば、音も小さく軽く、それほどトルク感もありません。ステアリングの手応えも軽いので、全体に軽くフラフラするくらいです。乗り心地が良いことも手伝い、「全然スポーティじゃないなあ」というのが正直なところ。

ところが、いざアクセルを強めに踏み始めれば、一瞬のタメの後に、グイグイとトルクが増大して、加速力も高まり、エンジン音も勇ましくなります。面白いのは、エンジン回転数一定のまま、ターボの過給圧が高まることでトルクが増大してゆくところです。

過給が上がるほどにトルク=加速力が増してゆくのです。その湧き上がるような力感は、とにかく気持ちいい! この伸び感がディーゼルとは異なります。メーターを見ると、たいした速度は出ていません。それでも、一瞬の加速感だけで十分に楽しさを感じることができました。

ちなみに、エンジン音は勇ましいけれど、音圧も音量も抑えめで、やかましくありません。これも嬉しいところです。

そんな楽しさに気づいてしまえば、ステアリングの軽さは、軽快さにつながります。ワクワクするような加速感もあり、ドライブが一気に楽しくなります。

ただし、今回の試乗は首都圏の高速道路中心だったので、ワインディングでゴルフGTIならではの電子制御式ディファレンシャルロック"XDS"を試すことができませんでした。グイグイと曲がるゴルフGTIを試すのは、次の機会を待つことになります。

走れば楽しいけれど、実用性も十分。スパルタンではなく、家族と一緒のドライブもこなせます。そして、派手さを抑えたデザインは、若者だけでなく、おじさん世代にも受け入れられるもの。

最新のADAS系やインフォテイメント系機能もしっかり押さえられています。スポーティでありながら、幅広い人たちに受け入れられる、そんな懐の深いクルマ、それがゴルフGTIでした。個人的には相当に気に入っています。

(終わり)

(写真:鈴木ケンイチ、フォルクスワーゲン)

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