ランクル250、ガチのライバルはどれ? 〇と×もまとめてみた
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 89
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 89
2023年8月、トヨタは新型「ランドクルーザー250」を世界初公開しました。
<写真:ランドクルーザー250>
>>ランドクルーザー250ってどんなクルマ?今わかっている情報はこちら
>>発売が待ち遠しい! いつ出る? ランクル250&70最新情報まとめ
>>「ランクル250」検討中なら…比べておきたいタフ(男前)と高級をイイとこ取りする王道SUV3強
>>ランクルにまた新型の気配。さらに都会派大型SUVも追加!? 一体どうなってるの?
「ランドクルーザーの中核モデルとして、質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支えるという原点に回帰」したというこの新型車は、「ランドクルーザープラド」の事実上の後継車として、多くのユーザーの注目を集めています。
そんなランドクルーザー250の最大のライバルとなるのは、やはり「兄貴分」である「ランドクルーザー300」が有力かもしれません。
<写真:ランドクルーザー300>
>>ランドクルーザー300の詳細情報はこちら
>>ランドクルーザー300の中古車情報はこちら
>>ランドクルーザー300のユーザーの評価はこちら
>>300に70にあと何系? 「ランクル」歴代モデルがサクッとわかる1分解説!
>>新型「ランドクルーザー」は静粛性でガソリン有利、オンロードのベストはGRか
また、実際にはオンロードでの走行がほとんどというユーザーが多いことを考えると、「トヨタ RAV4」や「スバル フォレスター」といった、いわゆる「タフ系」のクロスオーバーSUVと比較検討されることも多そうです。
<写真:RAV4>
<写真:フォレスター>
一方、ボディの大型化や高機能化による価格上昇があることを考えると、そのライバルは国産クロカン/SUVのみならず、輸入車にも広がる可能性が高いと見られます。
そのなかでも、有力なライバルになると考えられるのが、「ランドローバー ディフェンダー」です。
<写真:ディフェンダー>
>>RAV4の詳細情報はこちら
>>RAV4の中古車情報はこちら
>>RAV4のユーザーの評価はこちら
>>フォレスターの詳細情報はこちら
>>フォレスターの中古車情報はこちら
>>フォレスターのユーザーの評価はこちら
ディフェンダーの歴史は古く、その起源は1948年に登場した「ランドローバー シリーズ1」にまでさかのぼります。
<写真:先代ディフェンダー>
高級志向のモデルが多いランドローバーにおいて、無骨なデザインと本格的な悪路走破性能を持つディフェンダーは、ランドクルーザーシリーズと重なる部分も少なくありません。
長らく基本設計を変更してこなかったディフェンダーですが、2020年に初のフルモデルチェンジが敢行され、あらゆる部分が現代的に刷新されました。
新型では、先代をオマージュした丸型のヘッドライトが愛らしい印象を与える一方、その圧倒的な走破性や堅牢性は先代をもしのぐものとなっています。
さらに、現代的なクロカンらしく、最新のデジタル装備や先進安全運転支援システムも大きな魅力です。
また、ディフェンダーには、ホイールベースの長さに由来する「90」「110」「130」という3つのボディタイプがラインナップされています。
このなかでは、最もベーシックな「110」がランドクルーザー250の直接のライバルになると考えられます。
<写真:ディフェンダー90 / ディフェンダー110 / ディフェンダー130>
ランドクルーザー250のボディサイズは、全長4925mm×全幅1980mm×全高1870mmとひと回り大きくなっています。
一方のディフェンダー110のボディサイズを見ると、全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mmとランドクルーザー250をさらに上回っています。
<写真:ディフェンダー110>
ただ、どちらも日本の道路環境からすれば大柄なボディであることに変わりはなく、取り回しには一定の技術が必要となることは言うまでもありません。
次に、それぞれのパワートレインについて見てみましょう。
ランドクルーザー250には、2.7リットルの直列4気筒ガソリンエンジンと2.8リットル直列4気筒クリーンディーゼルターボエンジンが設定される予定です。海外仕様にはガソリンおよびディーゼルのハイブリッド車も設定されるようですが、国内への投入は不透明です。
対するディフェンダー110には、2リットル直列4気筒ガソリンエンジンとマイルドハイブリッド仕様の3リットル直列6気筒ディーゼルエンジンが設定され、さらに2023年4月からは5リットルV型8気筒エンジンも追加されています。
いずれも特徴のあるパワートレインが搭載されていますが、特徴のあるエンジンという意味では、ディフェンダー110に軍配が上がるかもしれません。
ただ、ディフェンダー110は、やはり価格面がネックとなりそうです。
2023年9月現在、ディフェンダー110は最も手頃な「SE」で836万円、上級グレードの「X」では1265万円、5リットルV型8気筒エンジンを搭載している「V8」では1588万円となっています。
もちろん、価格相応の機能や装備が備わっているものの、かなり高額なモデルであることは否めません。
また、急激な為替変動などの影響から、2023年10月以降の納車・登録については16万円の「製造・海上輸送緊急特別サーチャージ」が発生する点にも注意が必要です。
ランドクルーザー250の価格については未公表となっていますが、ランドクルーザー300よりも多少割安な500~700万円程度になることを考えると、両車の価格帯はやや異なります。
ただ、最上級グレードのランドクルーザー250とベーシックなディフェンダー110は価格も近く、比較検討される可能性は十分にあると言えそうです。
<写真:ランドクルーザー250>
>>ディフェンダーの詳細情報はこちら
>>ディフェンダーの中古車情報はこちら
>>ディフェンダーのユーザーの評価はこちら
そのルックスや成り立ちが近いランドクルーザー250とディフェンダー110ですが、実は価格以外にも大きな違いがあります。
それは、ランドクルーザー250が「GA-Fプラットフォーム」によるラダーフレーム構造を採用しているのに対し、ディフェンダー110は一般的な乗用車と同様のモノコック構造となっている点です。
いわゆるクロスオーバーSUVが全盛となっている現代において、ランドクルーザーシリーズや「スズキ ジムニー」、あるいはメルセデス・ベンツ Gクラスなどが「本格派のクロカン」として一目置かれている理由は、それらがラダーフレーム構造を採用していることにあります。
<写真:ジムニー>
<写真:Gクラス>
つまり、ラダーフレーム構造を持っていることがクロカンの証であり、クロスオーバーSUVとの明確な違いととらえられています。
もちろん、燃費やコスト、乗り心地の良さといった面で、モノコック構造のメリットは少なくありません。さらに言えば、ほとんどのユーザーは、ラダーフレーム構造でなければならないような利用をすることがないのも事実です。
また、ディフェンダーシリーズには最新の電子制御システムが搭載されており、実際には必要十分以上の悪路走破性能を備えています。
ただ、ランドクルーザーシリーズやディフェンダーを求めるユーザーのなかには、「ラダーフレーム構造であること」を重視する場合も多いと言われており、その点が評価のわかれるところになるかもしれません。
>>ジムニーの詳細情報はこちら
>>ジムニーの中古車情報はこちら
>>ジムニーのユーザーの評価はこちら
>>Gクラスの詳細情報はこちら
>>Gクラスの中古車情報はこちら
>>Gクラスのユーザーの評価はこちら
<終わり>
写真:トヨタ、スバル、ジャガー・ランドローバー、スズキ、メルセデス・ベンツ
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
1.5リッターエンジンで「300馬力」オーバーに驚きの声!「パワー凄すぎ…」「こんなの初めて」とのコメントも! 超パワフルな“小さな高級車”新「レンジローバー イヴォーク」とは!
日産ひさびさの完全ニューモデルか? トゥインゴベースという小型車に胸が高鳴る件!!
約190万円! スズキ新「ソリオ/ソリオバンディット」に反響多数! 「迫力十分!」な精悍フェイス&スイフトエンジン採用! 5年ぶりの“刷新”に注目集まる「コンパクト“ワゴン“」とは
上品でスポーティな内装がカッコいい! ホンダが2025年秋に復活する新型「プレリュード」の“インテリア”世界初公開
ミッドウェー海戦大敗北は「利根四号機」の責か 重巡「利根」とその艦載偵察機の戦い
オーディオテクニカが全世界1000台限定のターンテーブル「Hotaru」が登場!
ホンダ最新「軽SUV」斬新HONDAロゴ×フォグライト装着!「“レトロ顔”N-BOX JOY」がスゴい! 約半数のオーナーが注文する人気すぎる純正アクセとは?
なぜマツダは「ドライビングのためのサングラス」を開発した? “魂動デザイン”息づく「おしゃれな機能的アイウェア」誕生の背景とは
現在ではあり得ない!? タバコのブランドがカッコよかった!! ロスマンズ・ホンダ「NSR500」は今なお輝き続ける栄冠
日本チームから計5台出場へ。セパンでのGTWCアジア開幕ラウンドに33台がエントリー
もう「生活四駆」とは言わせない!? ホンダの新4WDが常識を打ち破る!!
考え方を変えればストレスフリーで燃費もアップして安全性も向上といいことづくめ! 高速で大型トラックの「後ろについて走る」がオススメなワケ
【覚えていますか?】セリカ、インプレッサ、ランエボ…国産勢と渡り合った美しき名車、ランチア「デルタ」の魔力
【最新】トヨタ「RAV4」次期型のデザインはこうなる! 新プラットフォームでボディ拡大&ハンマーヘッド顔に
【後日精算に不満爆発】ETCを襲った大規模システム障害。無料にならない複雑背景と、混乱を招いた根本原因
【シルビア復活】が新社長就任で一気に現実味。ただし「リーフ」ベースのEVになる“ガッカリ説”が濃厚
【買うなら年次改良モデル】下馬評覆し人気のレクサス「LBX」。受注停止の訳は“バッテリー問題”の解消
【E-C4より120万円以上安い】シトロエン初の「C4ハイブリッド」はクラス最高燃費と新世代デザインで日本の本命なるか
レースで“BMW”の名を轟かせるために生まれた初代「M3」はサーキットで熱く日常ではジェントルだった
痛快かっとび軽ターボはなんと4ナンバーだった! 性能も見た目も乗り手を選んだ初代スズキ「アルトワークス」
【新情報!】「買えないランクル70」が今夏再受注の噂。前回買えなかったユーザーが今やっておくべきこととは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!