レクサスの主力SUV! 新型「NX」試乗 4種類も用意されるパワートレーン、どれが推し?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 170
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 170
まずは450h+の印象から。2.5LエンジンやモーターはHVの350hと同じだが、こちらは18.1kWhという大きな電力量のリチウムイオンバッテリーを搭載し、外部充電が可能。350hには2WD(FF)と4WDがあるが、450h+は4WDのみとなる。バージョンLとFスポーツがあるうち、今回はFスポーツ(738万円)に試乗した。
ほぼ満充電の状態で渡され、EVモードで走行。このモードだと強くアクセルを踏んでもエンジンは始動しない。このため走行フィーリングは発進、中間加速、高速巡航までBEVそのものだ。停止時にはもちろん、加速時にも巡航時にも振動がない。当然静粛性も高く、快適そのもの。エンジンが加勢するモードに比べるとアクセルペダルを床まで踏んでも加速はマイルドだが、モーターの特性によって最初のひと蹴りが力強く、かったるさはない。必要にして十分な動力性能と言える。
EV航続距離は88km(WLTCモード)。ちなみに2.4Lエンジンとモーター、20.0kWhのバッテリーを搭載する同クラスの三菱アウトランダーPHEVのEV航続距離は87km(同)。日本のユーザーの一日の平均走行距離は10~20kmと言われており、その分だけカバーする電力量を搭載するのがPHEVのあるべき姿とされてきたが、BEVの普及まで時間がかかりそうな現状を踏まえ、BEV寄りの性能をもつPHVというのが新しいトレンドのようだ。
必要に応じてエンジンが始動するオートEV/HVモード(電池残量が十分ならEV走行し、残量が減ってきたり高負荷をかけるとエンジンが始動する)や、HVモード(その時点の電池残量を維持する)を選ぶと、アクセルペダルを深く踏み込むと即座にエンジンがかかり、システム全体の最高出力である227kW(309ps)を引き出すことができる。車両重量が同程度の300ps級のエンジンで駆動するクルマよりも明らかに力強い加速を見せるのは、低速域を大トルクを瞬時に発揮するモーターが担うからだ。4WDということも大きい。グイッと強烈に発進し、途中でかかるエンジンによって加速の勢いが維持される。
350hはバージョンL(608万円)に試乗した。450h+と同じエンジンとモーターが搭載されるが、総電力量が著しく少ない(おそらく10分の1程度)こともあり、システム全体の最高出力は160kW(218ps)程度に限られる。450h+の加速がかつての大排気量車のようにどこまでも勢いを失わないのに対し、350hは実用領域で十分な加速を見せ、その先では勢いを失う。市街地でストップ&ゴーを繰り返す限りは似たような挙動を見せる。
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