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【実際どうなの?】「日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー」のユーザーレビュー…軒並み高評価が並ぶも、やや予想外となったモデルも

【実際どうなの?】「日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー」のユーザーレビュー…軒並み高評価が並ぶも、やや予想外となったモデルも

BMW 2シリーズグランクーペ

強者揃いの輸入車勢

・2シリーズグランクーペ:4.4点

BMWらしいスポーティなハンドリングに、優雅な(4ドア)クーペデザイン、高い実用性と日本でも扱いやすいサイズ感で人気の「2シリーズグランクーペ」。

今回ノミネートされたのは2代目で、48Vマイルドハイブリッドシステムをはじめとする最新テクノロジーを満載するなど、まさに正常進化といった内容です。実は、初代も2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベスト・カーにノミネートされており、偉大な先代を超え大賞獲得なるかにも注目です。

そんな2シリーズグランクーペは、総合4.4点と好成績。特に走行性能は4.7とBMWの面目躍如で、燃費も4.5点と高得点をマークします。

なお、2シリーズグランクーペは同じく10ベストカーのプレリュードとほとんど同価格。筆者は助手席で、「プレリュードと2シリーズグランクーペ、私が買うなら……」なんて妄想をして楽しんでいました。皆さんはどちらが好みですか?

・インスター:4.6点

個性的なデザイン(キャラ感)と日本でも扱いやすいサイズのヒョンデ「インスター」。

まだまだ日本では馴染みの薄いクルマではありますが、ヒョンデは配下のキアを含めると、トヨタ、フォルクスワーゲンにつぐ世界3位の規模を誇る巨大自動車メーカーです(2024年)。そのためインスターの実力は折り紙つき。

評価数は少ないものの、総合4.6点とかなりの高得点で、走行性能、乗り心地、燃費、デザイン、価格の5項目で4点超えを記録しており、10ベストカーに名を連ねるのも納得なのではないでしょうか。

元々同ブランドは世界的にデザインなどが高く評価を受けており、日本ではまだまだ市場規模の小さいBEVというニッチマーケットで、ヒョンデがどこまで存在感を示していけるか注目です。

ちなみに、筆者的には、ウインカーをつけるとメーター内に後方を映し出す「ブラインドスポットビューモニター(BVM)」がかなりの推しポイント。気になる人はぜひ実車でチェックしてみてください。本当に便利です。

・プジョー3008:4.5点

プジョーの人気SUVである「3008」。3代目となる今作は、1.2L直列3気筒ガソリンターボエンジンに6速デュアルクラッチトランスミッション、48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせた新開発のパワートレインを搭載し、シャシーはこちらも新開発の「STLA-Mediumプラットフォーム」を採用する野心作です。なお、BEV仕様の「E-3008」は少し遅れて本年中の登場が予定されています。

そんな3008のユーザーレビューは総合4.5点。数は少ないものの、デザインは満点の5点を記録し、走行性能、燃費、積載性、価格も4点を記録するなど、バランスの良さが光ります。

プジョーは3008を“フラッグシップ”と称しますが、そのインテリアの意匠性と質感は、とても国産車では真似できないレベル。「このコックピットを眺めながら運転したら、さぞテンション上がるだろうな……」なんて想像を掻き立ててくれました。

今回の10ベストカーの中では、一般ユーザーにもリアリティのあるモデルの1つだけに、どこまで得点を伸ばすことができるでしょうか。

(次のページに続く)

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