静けさの電気か、トルクのディーゼルか。アウディが示した2つの選択、あなたはどっち派? 新型「Q5」&「A6 スポーツバック eトロン」試乗
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:アウディ ジャパン 5
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:アウディ ジャパン 5
Q5シリーズには、まず2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載した「TFSI 150kW」と2.0L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載した「TDI 150kW」がある。車名にあるようにどちらも最高出力150kW(204ps)だからややこしい。
それに3.0L V6ガソリンターボエンジンを搭載した「SQ5」もある。いずれのモデルにもリアデザインが異なる「スポーツバック」が設定される。すべて7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)でクワトロ(4WD)だ。
今回試乗した「Q5 TDI クワトロ 150kW アドバンスト」(788万円)は、最高出力が前述の通り150kW、最大トルクは400Nm。車重は2040kg。ひと昔のディーゼルエンジンほどではないが、下からトルク盛り盛り系というのが走らせてみての印象だ。
加速中はそれなりに音が高まるが、巡航時は十分静か。振動は全域でよく抑えられている。4気筒ディーゼルとしては洗練されているほうだ。48V電源を用いたマイルドハイブリッドシステムが採用されているため、走り出しのかったるさも軽減されている。
標準のタイヤサイズは235/60R18だが、試乗車は「Sラインパッケージ」が付いているため、235/55R19サイズのミシュランeプライマシーが装着されていた。オプションのエアサスの価格は39万円だが、エアサスを付けるには35万円のテクノロジーパッケージを付けなければならない。甘くないのだ。
ただテクノロジーパッケージの内容は、デジタルOLEDリアライト、助手席前のディスプレイ、電動チルトテレスコピックステアリングコラム、シートヒーター(前後)、ステアリングヒーター、リアエアバッグと充実している。
エアサスなしでも乗り心地に不満はなかったが、ありならもっと快適だっただろう。ほとんどのクルマはそうだから。購入前に同じ環境で乗り比べるのは難しいかもしれないが、安くない価格差なので、できる限り乗り比べることをオススメする。
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