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270万円で「ディスプレイすらオプション」の衝撃。「N-ONE e:」がアレもコレもないワケは「本当に必要なもの」を突き詰めた結果だった

270万円で「ディスプレイすらオプション」の衝撃。「N-ONE e:」がアレもコレもないワケは「本当に必要なもの」を突き詰めた結果だった

ホンダ・スーパーEVコンセプト

好みは分かれるが、理解すればむしろ「これがちょうどいい」

ひとしきり試乗を終えて感じたのは、N-ONE e:は好みがハッキリと分かれるクルマだということだ。

補助金を入れても軽自動車としては高価な部類に入る価格ながら、一部の装備はオプションで、シンプル・クリーンではあるがほかの軽自動車と大差ない質感など、人によっては受け入れられないものも多いかもしれない。

しかし、それらはあえての割り切りであり、安全装備はグレード問わず標準装備など、そのどれもがターゲットユーザーが本当に必要な物を取捨選択して生まれた結果なのである。「アレもコレも」と欲しがるユーザーには合わないが、N-ONE譲りの広い室内や多彩なシートアレンジを備え、必要最低限で十分と考えるユーザーには「これがちょうどいい」と感じるのではないだろうか。

もちろん、高価なバッテリーを搭載するためにやむを得ないのかもしれないが、アレもコレも付けて価格が上がり結果全く売れなかった、というのもまた本末転倒である。

おそらくN-ONE e:で物足りないユーザーは、この先登場が予想される「N-BOX」の電気自動車(N-BOX e:?)がその受け皿となるのだろう。ホンダとしても2030年度までにEV・FCVの比率30%以下を目標に掲げており、そこには軽自動車の電動化も避けては通れないため、遅かれ早かれ登場するのは明白だ。

供給遅延によりN-ONE e:と同じAESC製のバッテリーを使う新型「リーフ」の生産削減のニュースが出るなど、やはりBEVはまだ途上の技術。

しかし、商用車として最も過酷な条件が求められる「N-VAN e:」を先行して投入し、セカンドカーとして女性ユーザーの多いN-ONEベースのN-ONE e:を投入することで技術と知見を貯め、バッテリーなどの性能が上がり価格がこなれたタイミングで、ファーストカー需要も多く長い航続距離が求められるN-BOX e:を投入する、というステップが見えてくる。

ターゲットから完全に外れるクルマ好きの筆者(男)は、つい走りにも外観に負けないBEVならではのキャラクター性を欲しがってしまうのだが、それは国内でもテスト車が目撃され「ブルドックの再来」と噂される「スーパーEVコンセプト」が担ってくれるだろう(期待)。

(終わり)

(写真:ハシモトタカシ、ホンダ)

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