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270万円で「ディスプレイすらオプション」の衝撃。「N-ONE e:」がアレもコレもないワケは「本当に必要なもの」を突き詰めた結果だった

軽自動車とは思えない快適性

N-ONE e:には「バッテリー加温/冷却システム」が搭載されているが、昨今電気自動車には主流の「ヒートポンプ式」のエアコンは装備されていない。

「ヒートポンプにすると、冬場のエアコン効率は上がるが“若干上がる”程度なんですよ。ヒートポンプでバッテリーを温めるのも効率が悪く、さらにヒートポンプという大きいものをモータールーム内に入れてコストをかけるのであれば、その分、走れるバッテリー容量を多くしたほうがいいんじゃないかと。

バッテリーを増やすことは、冬場だけじゃなく夏場にもメリットが大きいですし、(エアコンを使わない)春や秋は(航続距離に)もっと効果がある(開発エンジニア)」

これも取捨選択である。その結果手に入れた航続距離は295km(WLTCモード)。日常の移動には十分すぎるくらいだ。

先行するN-VAN e:の開発で運送会社から「冬場でも最低100km/日は走れる性能が必要」というやり取りから生まれた現在のバッテリー容量(29.6kWh)なので、エアコンなどをガンガン使っても、より航続距離の長いN-ONE e:であれば100kmは軽々とクリアしてくれるわけだ。

そんなN-ONE e:の走りは、軽自動車とは思えないほど快適でしっとりとしていた。段差を乗り越えた際の衝撃をいなす当たりの柔らかさやハンドリングの素直さ、視界の広さなど、街中の移動で“いいもの感”が漂ってくる。

そして(これはN-ONE e:に限らずだが)、エンジン式の軽自動車だとエンジンがやかましく唸るような登り勾配でも、力強く、そして静かに加速していくのはやはりBEVならではの美点。速度域の高い幹線道路を走ってみても、当日は横風が強かったにも関わらず、バッテリーによる低重心化が効いて安定性も高かった。やはり軽自動車とBEVの相性はかなり高い。

なお、個人的にはもう少し低中速トルクの厚みがあってもいいと思ったが、ターゲットとなる女性ユーザーの場合、唐突感が出て運転しづらいと感じる面もあるそうで、あえて出足の俊敏さより伸びを重視した味付けにしたそうだ。

(次のページに続く)

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