いつでも寄りを戻したい! 元オーナーミニコン試乗
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:齋藤 正
今回は元旧型オーナーとして一言言わせて貰うことにしよう。実はこのミニ・クーパー・コンバーチブルは、04年に出た先代モデルをしばらく持っていて、チャンスがあればまた欲しい! の最右翼だった。世界共通キャッチコピーは「オールウェイズオープン」だが、個人的には「オールウェイズニード」!! とにかくキュートで華やか、なおかつ手軽で出来れば永遠に手元に置いておきたいと思ったもの。ま、それは駐車場の都合で無理だったが(笑)。
ポイントは実用性以外のところにあったと思う。まずは見た目の存在感というか認知力だ。分かりやすくキュートでブランド品っぽさもあり、アイコン力が強い。今どきメルセデスを持っていてもあまり認知されないが、乗ってて「オマエ、ミニのオープン持ってたよなぁ」とかタマに言われたし、車名を知らない人にも「楽しそうなクルマだね」と言われた。この性能は侮れない。
インテリアも個性的かつオシャレで、乗ってもハンドリングはFF車とは思えないほどヴィヴィッド。さらにワンタッチで開く電動オープンが爽快だった。リアシートは決して広くなかったし、トランクも狭い上に特別使い易くもなかったが、「持ってる嬉しさ」を存分に味合わせてくれたのだ。
この性能は特に都会生活者にとっては非常に重要で簡単に言っちゃうと目立てる! 上、所有感が満たせる。それは特に子供達の反応に顕著で、親戚の子に近所の子、乗せる度に大ウケで別のクルマに乗ってると「ミニやめたの?」と言われるほど。これほどディズニーランド的効果が高いクルマは初めてだった。対抗出来るのはビートル・カブリオレぐらいのものだろうか。
よって1年後に売るハメになった時は妙に寂しかった。まさしく、アイドル顔のカワイイ彼女と別れたようなもので「いつでも寄りを戻したい」と思っていたわけだ。
だから5年ぶりにミニコンの新型が出ると聞き、これは是非とも乗らねば! と思ったわけだ。
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