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エクリプス クロス ディーゼルモデル試乗。ライバルより割高だがキャラに合った走りの良さは魅力的

エクリプス クロス ディーゼルモデル試乗。ライバルより割高だがキャラに合った走りの良さは魅力的

三菱 エクリプス クロス G Plus Package(4WD)

トルクフルなディーゼルと8ATの相性がいい

今回試乗した特別仕様車「BLACK Edition」について簡単に説明しておこう。その名の通り、フロントグリルがピアノブラックとなり、ドアミラー/前後スキッドガードプレート/サイドドアガーニッシュがブラックマイカでペイントされ、さらにアルミホイールもブラックとなる。黒を差し色としたことで、デザイン的にもグッと引き締まった印象を与えるエクステリアとなっている。

実際に走らせてみてすぐに結論が出た。エクリプス クロスは「ディーゼルモデルがベスト」ということだ。もちろんガソリンモデルも走りが軽快で気持ちよく、数多いコンパクトSUVの中においても悪くないレベルにあった。しかしながらこのディーゼルモデルで走り出すと「これはいい!」と感じるはずだ。特に好印象なのは走り出しと加速力で、380Nmもある最大トルクのおかげで、アクセルをほんの少し踏むだけで十分な加速をみせてくれる。

トランスミッションもいい。クロスレシオとなる8速ATによって滑らかな変速と小気味良い加速が味わえる。踏み込めばすぐにギアが2~3段落ちてレスポンスの良い加速をしてくれるし、意識せずとも比較的高いギアで走ってくれるため、燃費にも効くだろう。今回は高速道路を走れなかったが、8速あれば100km/h巡行でもエンジン回転は2000回転以下になるはずなので、静粛性にも貢献することは間違いない。

またこの8速ATのスポーツモードがいい。例えば、アクセルをパッとも戻した時にアップシフトを抑制することでエンジンブレーキを得つつ再加速しやすくするほか、逆に急にアクセルを強く踏み込んだ際には積極的にキックダウン。またブレーキ時の減速度が高い場合には、素早いダウンシフトを実施するなど、ドライバーの意図に沿った変速を行うため、より気持ちよく走れることができる。

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