MTを選ぶメリットは?
現在、新車販売に占めるMT車の割合はわずか1%程度になっていると言われています。
かつては、ATに比べて割安であったり、運転の仕方次第ではATよりも燃費の良い走りができたりとメリットもあったMTですが、ATやCVTが進歩した現在では、そうした理由でMTを選ぶ理由はほとんどなくなってしまいました。
中古車がやたらと高い今だからこそ推したい! 運転が楽しいお買い得なクルマ3選
そのため、現在MTを選ぶユーザーの大きなモチベーションとなっているのは、「MTの方が運転が楽しい」や「MTに乗りたい」といったエモーショナルな部分がメインとなっています。
そうした背景から、MT車が選ばれやすいモデルは、運転の楽しさに焦点を当てたスポーツカーがメインとなっています。
ただ、スポーツカーは実用性に乏しいことも多く、メインの1台とするには不向きな場合も少なくありません。
そこで今回は、2022年12月現在、いわゆるスポーツカーではない国産乗用車(軽自動車を除く)の中で、MT車をラインアップしているモデルをメーカー別に紹介したいと思います。
トヨタはヤリスとC-HRにMTを設定
トヨタのMT車と言えば、「GR86」や「スープラ」、「GRヤリス」や「GRカローラ」といったスポーツモデルが思い浮かびますが、それ以外にも多くのMT車が用意されています。
>>GR86の価格・スペック詳細はこちら
>>スープラの価格・スペック詳細はこちら
>>GRヤリスの価格・スペック詳細はこちら
>>GRカローラの価格・スペック詳細はこちら
例えば、コンパクトカーの「ヤリス」では1.5Lのガソリンエンジン搭載車に6MT車がラインアップされています。エントリーグレードの「X」、中間グレードの「G」、上級グレードの「Z」の2WD車の中から選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
>>ヤリスの価格・スペック詳細はこちら
>>ヤリスのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ヤリスのグレード詳細はこちら
また、SUVの「C-HR」もMT車が設定されているモデルのひとつです。C-HRの場合、1.2Lのガソリンターボモデルに6MTが組み合わされており、SUVでありながら走りを楽しむことができます。また、よりスポーティなルックスと走りを求めるなら「GR SPORT」を選ぶのがおすすめです。
なお、先日欧州では新型「C-HR」のコンセプトモデルが発表されました。電動化が進む昨今の情勢の中、新型がMT車をラインアップするかは不透明なため、MT車が気になっている人は早めに動いた方が良さそうです。
>>C-HRの価格・スペック詳細はこちら
>>C-HRのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>C-HRのグレード詳細はこちら
ヤリスとC-HR以外では、「カローラアクシオ」と「カローラフィールダー」にもMT車が設定されています。
>>カローラアクシオの価格・スペック詳細はこちら
>>カローラフィールダーの価格・スペック詳細はこちら
ただ、これまでMT車が設定されていた「カローラ(セダン)」と「カローラツーリング」、そして「カローラスポーツ」では、2022年10月のマイナーチェンジでMT車がラインアップから消えてしまいました。
>>カローラ(セダン)の価格・スペック詳細はこちら
>>カローラツーリングの価格・スペック詳細はこちら
>>カローラスポーツの価格・スペック詳細はこちら
フェアレディZ以外には…?
2022年12月現在、日産車の中でMT車をラインアップしているのは、「フェアレディZ」のみです。絶大な支持を得ているフェアレディZですが、2ドア・2シーターの純然たるスポーツカーであるため、今回の候補から外れてしまいます。
>>フェアレディZの価格・スペック詳細はこちら
>>フェアレディZのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>フェアレディZのグレード詳細はこちら
なお、日産のホームページを見ると「マーチ」のNISMOにMT車が設定されていますが、マーチは今年の8月に生産終了となり、現在は在庫分を販売しているだけのようです。歴史あるコンパクトカーかつ希少なMT車ということで、気になる人はディーラーに問い合わせてみてはいかがでしょうか。
>>マーチの価格・スペック詳細はこちら
>>マーチのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>マーチのグレード詳細はこちら
シビックのMTは爽快感バツグン!
ホンダでは、スポーツモデルの「シビックタイプR」のほかにベースとなった「シビック」にもMT車が設定されています。
グローバルにおけるホンダの主力車種であるシビックは、2021年にフルモデルチェンジされ基本性能が大きく進化しました。
新開発の1.5L直列4気筒エンジンと6速MTは爽快感のある走りを実現しており、シビックタイプRでなくてもドライビングプレジャーを存分に感じることができます。
また、MT車であっても、「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」などの最新の安全運転支援システムが搭載されている点や、室内空間と荷室空間の広さなどの使い勝手も魅力です。
>>シビックの価格・スペック詳細はこちら
>>シビックのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>シビックのグレード詳細はこちら
>>シビックタイプRの価格・スペック詳細はこちら
>>シビックタイプRのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>シビックタイプRのグレード詳細はこちら
国産では最もMTに積極的なマツダ
マツダは、スポーツカーである「ロードスター/ロードスターRF」以外にも、国産メーカーの中で最もMT車を積極的にラインアップしています。
>>ロードスターの価格・スペック詳細はこちら
>>ロードスターRFの価格・スペック詳細はこちら
コンパクトカーの「マツダ2」、Cセグメントの「マツダ3」、SUVの「CX-3」や「CX-30」、「CX-5」など、多くのモデルでMT車が設定されています。
>>マツダ2の価格・スペック詳細はこちら
>>マツダ3の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-3の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-30の価格・スペック詳細はこちら
>>CX-5の価格・スペック詳細はこちら
また、マツダ2とCX-3、CX-5には、今では貴重なディーゼルエンジンにMTの組み合わせが設定されており、トルクフルなディーゼルエンジンをMTで操る喜びを感じられるのは、マツダ車の特権と言えそうです。
>>マツダ2のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>マツダ2のグレード詳細はこちら
>>CX-3のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>CX-3のグレード詳細はこちら
>>CX-5のユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>CX-5のグレード詳細はこちら
軽快な走りのスイフトと本格4WDのジムニーシエラ
スズキでは、「スイフト」および「スイフトスポーツ」、そして「ジムニーシエラ」にMT車をラインアップしています。
スイフトの場合、ガソリン車の「XG」と「RS」に5MTが設定されており、同グレードのCVT車よりもわずかに割安となっています。
>>スイフトの価格・スペック詳細はこちら
>>スイフトのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>スイフトのグレード詳細はこちら
一方、スイフトをベースとしたホットハッチであるスイフトスポーツには6MTが装着されており、970kgという軽量ボディも相まって痛快な走りが魅力です。新車価格は202万8400円とコストパフォーマンスの高さも折り紙つきです。
>>スイフトスポーツの価格・スペック詳細はこちら
>>スイフトスポーツのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>スイフトスポーツのグレード詳細はこちら
軽自動車である「ジムニー」に1.5Lのガソリンエンジンを搭載し、オーバーフェンダーで全幅を拡大したジムニーシエラにもMTが設定されています。また、コンパクトなボディながら本格的な悪路走破性を持つジムニーシエラには機械式副変速機も備わっているため、5MTとの組み合わせで急な坂道にも十分対応することが可能です。
>>ジムニーシエラの価格・スペック詳細はこちら
>>ジムニーシエラのユーザーレビュー・専門家の評価はこちら
>>ジムニーシエラのグレード詳細はこちら
電動化の進む現在はMTに乗る最後のチャンス
このように、国産車の中にもスポーツカー以外にMT車がラインアップされています。また、軽自動車も含めると、ホンダ「N-ONE」やダイハツ「コペン」、スズキ「ジムニー」など選択肢がさらに広くなります。
>>N-ONEの価格・スペック詳細はこちら
>>コペンの価格・スペック詳細はこちら
>>ジムニーの価格・スペック詳細はこちら
一方、残念ながら、電動化が進めば進むほどMTは絶滅へと向かっていくことが予想されます。だからこそ、まだ新車で購入可能なMT車がラインアップされている今のうちに、MT車の購入を検討してみるのはいかがでしょうか。
文:ピーコックブルー
写真:トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダ、スズキ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「クルマの左寄せ」苦手な人が多い!? よく見えない「左側の車両感覚」をつかむ“カンタンな方法”がスゴい! JAFが推奨する“コツ”ってどんなもの?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
でもやはり、無くなっていく方向だろうな。