日産GT-R・2017年モデル、ドイツからベルギーのスパまで徹底試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:日産自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:日産自動車
一方でMY17 GT-Rは“マチュア(Mature)”をキーワードに成熟、洗練といった要素も追求している。象徴的なのがインテリアの大幅な刷新で、新しいデザインのダッシュボードはこれまでのような煩雑さ、敢えて言えばおもちゃっぽさが無くなり、上質な雰囲気を醸し出すようになった。
嬉しいのが、シートの改良だ。腰を下ろすと表面の当たりが柔らかく、身体がうまく沈み込んで、しっかりと全体でサポートされているという感触が得られる。おかげでヒップポイントまで下げられたかのような安定感まで演出されていて、実に快適なのである。
気になったのは、ステアリングホイールに集められたスイッチ類が、単にずらりと並んでいるだけで使いやすいとは言えないこと。更に、ステアリングシフトパドルが、従来のコラム固定からステアリングホイール連動に改められたのも、議論を呼びそうなポイントだ。これ、敢えて変える必要があっただろうか? タッチ自体も、もう少し剛性感が欲しい。
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