スバル・クロスオーバー7に試乗&改良版レヴォーグは「後ろにもぶつからない」
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:市 健治
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4月に発売されたスバル・クロスオーバー7。それまでラインナップしていたワゴンボディの7シーター、エクシーガをSUV風に仕立てた、その名の通りクロスオーバー・モデルだ。もちろん、スバルが誇る水平対向エンジン+シンメトリカルAWDシステムは引き続き採用される。多人数乗車と悪路走破性の両方を追求したスバルらしいマルチパーパス・ヴィークルの出来ばえを、安全装備が進化したレヴォーグと合わせてチェックした。
スバルがこれまでラインナップしていたエクシーガは2008年に登場した。それまでスバルにはいわゆるミニバン(ワンボックスタイプの多人数乗車可能なクルマ)はなかった。古くは軽ワンボックスのサンバーをベースとしたドミンゴがあり、2000年代の前半にはオペルからのOEMであるトラヴィックを販売していたものの、本格的にこのジャンルに参入することはなかった。
そこへ、当時の4代目レガシィ・ツーリングワゴンをベースに、ワゴンボディを基本としながら、全長を延長し、全高を高め、3列シートの7シーター化したエクシーガが登場。当時はミニバン全盛の時代。空前のミニバンブームに対するスバルの回答だったのだろう。
当初、2リッターNA、2リッターターボ、2.5リッターNA(最新のFB型ではなくひと世代前のEJ型)と、エンジンは3種類あり、トランスミッションも初期は4速ATもしくは5速AT、途中からCVTとなり、駆動方式も4WDだけでなくFFもあるなど、幅広くグレード展開されていた。
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