スバルが好きだから言わせてもらう。JMS2025で見た「パフォーマンス-B」に漂う“過去の匂い”とその先に見える袋小路
掲載 carview! 文:伊達軍曹 45
掲載 carview! 文:伊達軍曹 45
JMSでスバルブースの内容を目にした瞬間、筆者が思ったのは「スバルはなぜ、わざわざ袋小路に向かって突き進むのか?」ということだった。
ご承知のとおり、量産車メーカーとしては決して大きな会社ではないスバルは、マス系のメーカーとはひと味違った個性と魅力を持つブランドであり続けない限り、ブランドとしての存続は若干難しい。
「トヨタもいいし、ビーエムとかのメジャーな欧州車もいいけど、それらを選ぶのは、個人的にはちょっと嫌かも……」と考えるタイプのユーザーにとってのファーストコールカンパニー(まず最初に選ばれる会社)であらねばならないのだ。
それはある意味「ニッチマーケット」と呼ぶこともでき、「ニッチ上等!」でもあるわけだが、先日のパフォーマンス-B STI コンセプトは、ニッチ狙いにしてもさすがに度が過ぎるというか、「進んでいく方角がちょっと違うのではないか?」と感じてしまったのだ。
ご承知のとおりJMSで世界初公開されたパフォーマンス-B STI コンセプトは、同社がこれからの時代に考える新しいSTIの方向性を示すスタディモデル。これまで磨き続けてきた水平対向ターボエンジンやシンメトリカルAWDなどのアセット(資産)を柔軟にアレンジすることで、スバルらしい選択肢を広げ、より多くのユーザーにクルマを操る愉しさを提案するモデルだとされている。
具体的にはインプレッサ/クロストレック系をベースとするボディに、いろいろとスポーティな機構や装備などを加えているようだ。
もちろん展示された車両は「あくまでも完成イメージを示すための全部載せ仕様」であり、実際に発売される場合は、ここまでコテコテにはならないとのことではある。
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