【約300万円でも納得の軽】 三菱新型「デリカミニ」に試乗。最上級「デリマル パッケージ」が見せた“普通車超え”の乗り味とは
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:三菱自動車 10
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試乗レポートを伝える前に、デリカミニの価格帯について整理しておきましょう。
デリカミニでもっとも廉価なのは、エントリーグレード「G」のFF・NAエンジン車で196万4600円です。軽スーパーハイトワゴンとしては高めという印象を受けるかもしれませんが、実際には妥当な価格帯です。
例えば、ホンダ「N-BOXカスタム」のFF・NAエンジン車が192万3900円、「N-BOXジョイ」のFF・NAエンジン車は189万9700円となっています。デリカミニと基本アーキテクチャーを共有する日産「ルークス・ハイウェイスター」のエントリーグレード「X」も191万9500円という価格設定です。
軽スーパーハイトワゴンのカスタム版はスターティングプライスが200万円弱というのは、もはや当たり前と認識すべきです。
また、デリカミニのデリマル パッケージはグーグル搭載の12.3インチインフォテイメントシステムや先進運転支援システムが標準装備されています。同等の機能をメーカーオプションとして選択した、「ルークス・ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション(4WD)」は286万9880円となります。けっしてデリカミニだけが高価なわけではないのです。
その上で、デリカミニはフロントマスクだけでなく、フロントフェンダーやボンネットといったスチールパネル部分まで専用設計になっていることを考えると、むしろリーズナブルな価格設定といえるかもしれません。
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