【約300万円でも納得の軽】 三菱新型「デリカミニ」に試乗。最上級「デリマル パッケージ」が見せた“普通車超え”の乗り味とは
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:三菱自動車 10
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:三菱自動車 10
そして、デリカミニの最上級グレードはひと言でいえば「軽自動車離れした乗り味」でした。
これまではN-BOXが軽スーパーハイトワゴンにおける走りのベンチマーク的存在として知られていました。また、新型デリカミニと共同開発された新型ルークスも、クローズドコースで試乗した印象では軽スーパーハイトワゴンとは思えない静粛性とハンドリングを実現していました。
ところが…公道で乗った新型デリカミニは、もはやライバルとは別の次元に到達したというか、まさに軽自動車の枠を超えた走りに仕上がっていたのです。
4WDターボの車両重量はカタログスペックで1050kgと軽自動車としては重いこともあって、とにかく動きに落ち着きが感じられます。このあたり4WD専用サスペンションによるものでしょう。
悪くいえば、軽自動車らしいキビキビ感に欠けるという評価になるかもしれませんが、デリカミニのキャラクターを考えると、ゆったり感のあるハンドリングや乗り心地はポジティブに評価すべきです。
フルモデルチェンジにあたり、従来モデルにあったマイルドハイブリッド機構を廃していますが、加速感で劣る印象はありません。その理由は、新設定されたドライブモードにあります。
三菱SUVの伝統に則ったダイヤル式ドライブモードセレクターには、エコやスノーといった出力を絞る系のモードのほか、パワーやグラベルといった活発に走れるモードも用意されています。
パワー、グラベルのいずれを選んでも変速比は低めとなり、エンジン回転は高めに維持さるため、重量級のボディをものともせず、ターボエンジンのポテンシャルを存分に引き出した走りが楽しめます。
こうしたモードを選んでばかりいるとガソリン消費が増えてしまい、お財布には優しくないかもしれませんが、軽スーパーハイトワゴンらしからぬ加速が味わえるのはデリカミニらしさかもしれません。
まとめると、デリカミニの4WDターボは軽自動車とは思えない乗り味で、300万円に迫る価格にも納得という印象です。独自のキャラクターに魅力を感じる検討ユーザーにとっては、まさにライバル不在、無敵の存在といえるかもしれません。
(終わり)
(写真:三菱自動車)
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