大人気のプレミアムSUV「レクサス RX」を徹底解説! 激推しグレードとは?
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 56
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レクサス「RX」は1998年の初代発売以来、世界で362万台もの台数を販売してきた、レクサスブランドの中核を成すラグジュアリークロスオーバーSUV。そんなRXが2022年11月、5代目へとフルモデルチェンジされました。
エクステリアデザインでは、従来はフロントグリルでもってスピンドル形状を表現する「スピンドルグリル」がRXおよびレクサス車の特徴でしたが、新型RXは、グリルだけでなくフロントマスク全体のテクスチャーでそれを表現する「スピンドルボディ」に刷新。そしてノーズを上げ、リアウィンドウの後端を下げることで実現した水平かつ低重心なプロポーションも魅力的です。
ボディサイズは全長4890mm×全幅1920mm×全高1700mm。全長は従来型と同一ですが、車幅は25mmワイドになり、車高はグレードによって5~10mm低くなっています。
基本骨格はトヨタの新世代プラットフォーム「GA-K」の改良型で、新開発のマルチリンク式リアサスペンションを組み込んだうえで、サスペンションおよびサスペンションメンバーを高剛性化。その他のボディ各所も剛性が向上されています。さらにプラットフォーム主要骨格部材の最適配置や、フロントフェンダーのアルミ化等々により、車両重量は先代比で90kg軽量化。レクサスいわく、重心高の低下と操縦安定性の向上が実現されているとのことです。
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RXのパワーユニットは下記の3種類です。
●「RX350」に搭載される2.4L直4ガソリンターボエンジン
・最高出力279ps/最大トルク430Nm
●「RX450h+」に搭載される2.5L直4ガソリンエンジンベースのプラグインハイブリッドシステム
・エンジン最高出力185ps/最大トルク228Nm
・フロントモーター最高出力182ps/最大トルク270Nm
・リアモーター最高出力54ps/最大トルク121Nm
・システム最高出力309ps
・EV走行可能距離:86km
●「RX500h」に搭載される2.4L直4ガソリンターボエンジンベースのハイブリッドシステム
・エンジン最高出力275ps/最大トルク460Nm
・フロントモーター最高出力:87ps/最大トルク292Nm
・リアモーター最高出力103ps/最大トルク169Nm
・システム最高出力371ps
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最強グレードであるRX500hには高出力なリアモーター「eAxle(イーアクスル)」とバイポーラ型ニッケル水素電池を採用し、4輪の駆動力を緻密に制御する4WDシステム「DIRECT4(ダイレクトフォー)」も搭載。また新パッケージである「Fスポーツ パフォーマンス」により、対向6ピストンのフロントブレーキキャリパーや、車速に応じて後輪を前輪と逆位相/同位相に最大4度転舵させる「ダイナミック リア ステアリング(DRS)」なども組み合わされます。
運転支援システムは、当然ながら最新の「レクサス セーフティ システム+」が全車に標準搭載され、そのほか数々の先進機能もフル搭載。さすがに最廉価グレードであるRX350ではごく一部の先進機能が省略されていますが、それでも「おおむねフル搭載」とはいえるレベルです。
一般的なプリクラッシュセーフティのほか、状況に応じたリスクの先読みを行って運転操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」や、あおり運転に遭った際に警察やヘルプネットへの接続を提案する機能などが備わり、RX500hとRX450h+では前後方対応のドライブレコーダーも標準装備。記録された映像はセンターディスプレイで確認することができます。
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現在販売されているRXのグレードラインナップと車両価格は下記のとおりです。
●RX350“version L”(2WD)|664万円
●RX350“version L”(4WD)|705万円
●RX350“F SPORT”(4WD)|706万円
●RX450h+“version L”(4WD)|871万円
●RX500h“F SPORT Performance”(4WD)|900万円
このなかで「イチ推し」と言えるグレードはRX500h“F SPORT Performance”でしょう。車両価格だけで900万円と値は張りますが、すべての部分において「これぞレクサスクオリティ!」というニュアンスの歓びと驚きを感じることができます。
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2.4Lターボエンジンをベースとするハイブリッドシステムはきわめて強力かつスポーティですが、決して荒々しすぎることはなく、「激しいが上質でもある」という玄妙なフィーリング。そして各種センサーからの情報を基に100:0~20:80の間で前後駆動力配分を最適制御する4WDシステム「DIRECT4」はスポーティな乗り味に拍車をかけ、4WS機構「ダイナミック リア ステアリング(DRS)」により、市街地でもとてつもない小回り性能を発揮する――といった具合なのです。
総合的に見た場合のおすすめグレードは間違いなくRX500h“F SPORT Performance”ですが、「スポーティにではなく、ラグジュアリーにまったりと運転したい」と考えるのであれば、プラグインハイブリッドのRX450hも決して悪くありません。また「とにかく新型RXが欲しい!」と言うのであれば、2.4LガソリンエンジンのRX350でもいいでしょう。乗り味はRX500hとずいぶん違いますが、カタチはほぼ一緒です。
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RXのライバルとなる存在は、国産SUVにおいては不在と言っていいでしょう。サイズ的にはマツダ「CX-8」あたりが近いといえば近いかもしれませんが、やはり“クラス感”のようなものが異なるため、直接の競合にはなりえません。
RXと競合してくるのは同クラスの輸入SUVで、具体的にはメルセデス・ベンツ「GLE」とBMW「X5」あたりが――いずれもボディサイズはRXよりも少し大きめですが――RXの好敵手になるでしょう。
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時速200km以上の領域での安定感は、おそらくですがドイツ勢のほうが上でしょうし、いわゆるステイタス性のようなものも、メルセデスまたはBMWのほうが若干ながら上回っているかもしれません。またインテリアデザインのセンスに関しては、これはもう明らかにドイツ勢が上であると断言したいところです。
そのため、もしもこれらの要素を最重要視するのであれば、選ぶべきはRXではなく、GLEまたはX5ということになります。
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しかし日本では200km/h以上出せる場所などサーキット以外にはありませんので、そこについては、実はさほど重要視する必要はありません。またステイタス性のようなものについても、実際の感じ方は人それぞれです。「ドイツ物よりもレクサスのほうが好ましい!」と考える人もいるでしょうし、「そもそもステイタス性うんぬんには興味がない」という人もいらっしゃる――ということです。
まぁRXには「インテリアデザインが今ひとつ垢抜けてない」という弱点もあるのですが、もしもそこが気にならないのであれば、ほぼ同クラスのドイツ勢よりも断然リーズナブルな車両価格であり、日本国内のサービス体制も充実しているRXには、実益的なメリットが多々あるはずです。
ということで、「相対的にリーズナブルな超ハイパフォーマンスプレミアムSUV」をお探しの人にとって、RX500h“F SPORT Performance”は間違いなく素晴らしい選択肢です。ご検討中の方には、ぜひそのまま突き進むことをおすすめいたします。
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