【本当はどうなの？】シエンタ購入者のリアルな評価。燃費と取り回しの良さは好印象、パワーや静粛性には課題も

トヨタ シエンタ

加速力や静粛性はコンパクトモデルならではの課題も

一方で、運転時の不満として多く挙げられているのは、加速性能と静粛性に関するものです。

シエンタには、1.5Lガソリン車（120ps）と1.5Lガソリンハイブリッド車（システム出力120ps）がありますが、そのいずれに対しても「パワー不足を感じる」「もう少しトルクがほしい」といった声が見られました。

とくに登坂や高速合流時に物足りなさを感じるユーザーが多いようです。

さらに、ハイブリッド車にありがちな「静かすぎるがゆえに気になるノイズ」という現象も指摘されています。

アイドリング時や低速走行では非常に静かで快適な一方、高速走行時には「風切り音やロードノイズが目立つ」「防音が不十分で軽自動車よりうるさい」といったコメントが散見されました。

また、パーキングブレーキが足踏み式である点を惜しむ声も散見されます。ACCは全車速対応なものの、設計世代の新しい現行型フリードが全車標準装備する電気式パーキングブレーキが備わらないのは弱点と言えそうです。

このように、シエンタには低価格のコンパクトミニバンであるがゆえの課題があるようです。