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合言葉は「壊してくれてありがとう」。レースで鍛えられた新型GRヤリスの過激すぎる進化の中身

競技中に悲鳴を上げたエンジンと8速ATの採用

「2021年、勝田範彦選手が全日本ラリーの初戦にGRヤリスで出場した際、ラリーのフィールドでエンジンがブローしてしまった。ここから私たちの燃焼技術や部品の開発が再スタートした」(齋藤CE)

エンジンは、「GRカローラ」で採用された技術を投入し、最高出力304PS/最大トルク400Nmへと向上させている。動弁系を強化し、軽量ピストンを投入。オイルクーラーを多段化し、クーリングファンを高出力化することで熱対策にも力を入れた。

コンパクトなエンジンルームに高出力エンジンを搭載するため、課題となるのがやはり熱。フロントバンパーサイドにエアアウトレットを設け、サブラジエターやインタークーラースプレーなどで構成される「クーリングパッケージ」をオプションで用意するなど、熱との格闘の跡が見て取れる。

8速ATはゲームチェンジャーになるか?

「より多くの方に走る楽しさを提供し、モータースポーツの裾野を広げたい」というモリゾウ選手(豊田章男会長)の想いから、8速AT「GR-DAT」を設定したのもポイントだ。

AT制御ソフトをスポーツ走行用に最適化し、ブレーキの踏み方・抜き方、アクセル操作などまで細かく感知することで「ドライバーの意思を汲み取るギア選択」を実現。変速クラッチに高耐熱摩擦材を採用し、世界トップレベルの変速スピードを有するという。

「レースでMTと同等に戦えるAT」というのがウリで、モリゾウ選手が初めて乗った際に「ゲームチェンジャー」と賛辞を送ったという。

そのほか、ローンチスタート機能を搭載し、多段化とクロスレシオ化によりパワーバンドを活かした走りを実現。「RZ “High perfomance”」には駆動力コントロール向上のためにトルセンLSDも装備するほか、サーキットの連続周回にも耐えられるようATFクーラーも追加される。

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  • 2024/1/12 10:20

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    乗りこなせる人はほとんどおらんと思うが
    こんな市販車があってもいいと思う
  • 2024/1/12 11:10

    違反報告

    GRMNヤリスに当選してサーキットで走ってるけど、周囲でも「壊れた」って話は滅茶苦茶よく聞く。
    幸いMNはまだ壊れていないけど、モテギを20分位周回したら、AWDシステム高温の注意表示が出て出力制御が入ってクーリングせざるを得なくなった。
    コンパクトな代償に機械的に無理のある仕組みなのである程度仕方ないのはわかるが、素人の全開レベルで1走行枠持たないのはちょっとなと思う。
    このマイチェンモデルでは馬力アップとかも羨ましいが、とにかくクーリング系を強化してきたのは「ちゃんとわかってるな」感があって素晴らしい。
    スポーツカーはこうやって改善を続ける事が大事だよね。
  • 2024/1/12 11:03

    違反報告

    マジで面白そう!あのオプションの縦引きパーキングブレーキが強烈!
    ラリーしないからわからなかったけど縦に引きたいんだ!
    めちゃくちゃ操作しにくそうだけどめちゃくちゃ面白そうだ!

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