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国産も輸入車も前年比のマイナス幅を大幅改善して先行きは明るい?【マーケット概況・6月】

コロナ不調のピークは越えたか 6月の新車販売は大幅に改善

5月に前年比45%減と大幅に落ち込んだ国内新車販売が、6月は回復の兆しを見せた。国内登録台数は前年比22.9%減の34万7371台となり、マイナス幅が大幅に縮小した。

カテゴリー別では、登録乗用車は前年比26.6%減の18万2128台で、約42%減だった前月から大幅に改善。普通乗用車(3ナンバー車)は29.9%減の9万7682台。小型乗用車(5ナンバー車)は22.4%減の8万4446台となり、「トヨタ ライズ」や「トヨタ ヤリス」「ホンダ フィット」などで活気づく小型乗用車の回復が著しい。

軽乗用車も前年比14.4%減の10万1764台と、5月に半数以上まで落ち込んでいた状況から大幅に改善した。「日産 ルークス」や「ダイハツ タフト」といったニューモデルの登場が市場の回復を加速させた格好だ。

また、2020年上半期(1-6月)の台数は、前年の同じ時期に比べて19.8%減の220万7775台に留まった。緊急事態宣言で4月や5月に生産および営業活動が縮小したことが影響し、2011年東日本大震災以来、9年ぶりに230万台を割り込んだ。

それでは順に詳しく見ていこう。

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