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国産も輸入車も前年比のマイナス幅を大幅改善して先行きは明るい?【マーケット概況・6月】

スズキが前年比プラスを達成

6月のブランド別は、各社バラツキはあるものの、前月に1ケタ減に留めたレクサス以外は、マイナス幅が縮小した。スズキは唯一プラス成長を達成した。

前月に57%減まで落ち込んでいたスズキは、6月は2.4%増と前年実績を上回る勢いを見せた。「スペーシア」や「ハスラー」「ワゴンR」など人気モデルを中心に台数が改善したことで、軽が約7%のプラスとなり、台数を底上げした。

トヨタは前月も比較的落ち込みは少なかったが、6月はさらに改善し、前年比23%減の9万0320台を登録した。普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車ともに2ケタ減のマイナスではあるが、新型が登場した「ハリアー」をはじめ、「カローラ」や「アルファード」など、前年実績を上回ったモデルもある。

ホンダも前月は前年実績の半分まで落ち込んでいたところから、約3割減レベルまでマイナス幅を縮小した。「N-WGN」や「フィット」が台数増に貢献した。日産は軽乗用車が前年比9%増とプラス成長を果たし、全体では前月の49%減から23%減までマイナス幅を縮めた。

ダイハツは全体で26%減。小型乗用車については「ロッキー」がけん引役となり、約47%増とプラスとなった。

マツダは全体では23%減、主力の普通乗用車については約16%減まで取り戻した。「MAZDA 2」や「CX-30」に加え、「CX-3」が前年比50%増と好調だ。スバルは主力の普通乗用車が34%減、全体では32%減という結果となった。

三菱は普通乗用車が66%減と落ち込みが目立ったが、小型乗用車は32%減、軽は17%減と回復基調となり、全体では39%減だった。レクサスは前月の8%減から15%減へとマイナス幅は若干拡大したものの、この時期としてはまずまずの健闘といえるだろう。

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