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2代目「NSX」はなぜヒットしなかったのか? 理由は“意識高い系”の技術とブランディングだった

V6ターボ+モーターよりV8のほうが憧れになる

いっぽうで、期待されて登場した2代目NSXがそれほどパッとしなかった理由。その根本は志の高さがユーザーとの乖離を生み、ユーザーが付いてこられなかったことだと筆者は考えています。

志の高さとはどのあたりか。まずはハイブリッドです。2代目NSXのパワートレインはV6ターボ+モーターのハイブリッド。駆動方式はフロントをモーターとした4WDでした。2016年のスーパーカーとしては、ライバルをはるか後方へ置き去るハイテクぶりでしたね。

確かにすごい技術力です。システム出力は初代の2倍近い581㎰もあって加速は鋭いし、ハイブリッドながらエモーショナル感もしっかりある。運転すればドライバビリティの色気に引き込まれます。

いっぽうでハイブリッドだから、その性能の割に燃費が良い。つまりサステナブルなスーパーカーでした。

でも、大事なことはそういうのをスーパーカーファンが、そしてNSXファンが求めていたのかということ。

分かるんですよ。「V6+モーターでV8並みのパフォーマンス」という理屈は。でも、スーパーカーを買うのはそういうことじゃないんです。初代の時代はV6でもよかったけど、2010年代に買うならやっぱりV8がいいというのが、スーパーカーを買う人の気持ちじゃないでしょうかね。ハイブリッドを積むなら「V8+モーターでV10並み」としておけば、もっと多くの人の憧れになったような気がしませんか?

(次のページに続く)

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