2020年4月
■2020年4月
ホンダはスーパースポーツモデルの「NSX」のを2020年モデルについて、2019年12月5日に受注を開始し、2020年4月に発売した。
2020年モデルは、ダイナミクス性能を熟成させた2018年発売の一部改良に続き、「サーマルオレンジ・パール」に続く"エキサイティングカラーシリーズ"の第2弾となる新色「インディイエロー・パールII」をボディカラーに追加。初代NSXのインディイエロー・パールにインスピレーションを受けながら、クリアで鮮やかな発色へと時代とともに進化させた。
■2021年9月
ホンダは、2代目「NSX」の集大成となる「NSXタイプS」を2021年8月30日に発表、日本国内では9月2日に購入申し込みを開始、2022年7月に30台限定で発売される予定。
「NSXタイプS」は、これまでのNSXを超えるパフォーマンスとデザインを追求し、「ドライバーとクルマの一体感」を提供するスーパースポーツモデルだ。
「パフォーマンスデザイン」をコンセプトとするエクステリアはワイド&ローの造形をより際立たせるものとし、前後バンパーはエアロダイナミクス性能の大幅な向上を追求。フロントにはフロア下の整流を考慮したカーボンファイバー製フロントスポイラーと、トータルエアフローマネジメントを考慮したインテーク形状を採用した。ボディカラーはホンダ初のマットカラーとなる「カーボンマットグレーメタリック」を含め、全10色を用意する。
インテリアはタイプSとしての存在感を主張するカラーコーディネートとし、シートはカラーバリエーションを一新するとともに、ヘッドレストにはNSXロゴの刺繍を施した。また、グローブボックスには「Type S」専用ロゴが装備される。
パワーユニットはエンジンの燃焼効率の向上、高耐久材ターボの採用による過給圧アップ、冷却性能向上などによってさらなる出力アップを実現している。3.5リッターV6ツインターボは最高出力389kW(529ps)/6500~6850rpm、最大トルク600Nm/2300~6000rpmを発生。システム最高出力は449kW(610ps)、最大トルク667Nmに達している。
運転時の高揚感やドライバーとの一体感をさらに高めるため、エンジンサウンドのチューニング、減速時などで瞬時に適切なギヤにシフトダウンできるパドルホールドダウンシフトも採用された。
足まわりではフロント19インチ、リヤ20インチの専用タイヤ(ピレリP ZERO)を装着するとともに、新デザインの専用鍛造アルミホイールによるワイドトレッド化により、サーキット走行時における限界性能とコントロール性をさらに高めている。また、走行シーンに応じて4つの走行モードが選択可能な「インテグレーテッドダイナミクスシステム」は、アクティブダンパーシステム、EPS(電動パワーステアリング)の各制御や「スポーツハイブリッドSH-AWD」の駆動配分制御の見直しを行っている。
QuietモードにおいてはEVドライブの加速性能向上とEV走行領域を拡大。Sport/Sport+モードでは全輪の駆動制御や姿勢制御を最適化し、コーナーのターンインから立ち上がりまで、ドライバーのイメージに近いライントレース性や加速時の高いレスポンスを実現。Trackモードではサーキットでのハイパフォーマンス走行における高いコントロール性、エンジンサウンドの一体感を向上。すべてのシーンにおいてNSXタイプSならではの「操る喜び」を具現化したという。