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8年ぶりのFMC、新型ティグアンの実力を高速道路&雪上でチェック

ショー・マスト・ゴー・オン!

2015年秋に発覚したVWの排ガス関連の不正は、当然ながら販売台数にマイナスの影響を与えた。日本市場は不正とは直接関係ないにもかかわらず、発覚後しばらくは欧米各国より販売台数の落ち込みが激しい月もあった。日本がイメージをことさらに重視する市場であることが浮き彫りとなった。

従って2016年はVW日本にとって試練の年に。年間販売台数は4万7234台(輸入ブランド第3位)で、前年の5万4766台(同第2位)に比べ13.8%の落ち込み。また車名別で1988年以来ずっと販売台数1位だったゴルフがとうとうミニに抜かれて2位となった。ミニは本来異なるモデルとすべきさまざまなタイプを合計した台数であることと、現行ゴルフがモデル後半に差し掛かっていたことは考慮すべきだが、それでも28年連続でトップだった輸入車の王様が陥落したのだから、不正の影響は小さくなかったと見るべきだろう。

けれども、ショー・マスト・ゴー・オン。VWは世界に3つしかない1000万台規模の自動車メーカーだ。何をするにしても影響が大きすぎ、決して立ち止まるわけにいかない。前を向いて商売を続けるしかないのだ。というわけで、遅れがちになりながらも新車スケジュールは粛々と進められていく。最近登場したのが2代目となるティグアンだ。

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