購入後も覚醒し進化するGRヤリス。実際に試してわかった「サーキットモード」の“違い”と“凄さ”
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ、編集部 16
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茶谷氏の説明を聞いた後、いよいよ実際にGRヤリスに乗り込んで試してみる。今回は開発に携わったエンジニアに同乗してもらった。
まずはアプリを起動して、サーキットモードをオン。BluetoothやWi-Fiではなく、実際にサーバーと車両が通信を行うので、設定が反映されるまでおよそ10~20秒ぐらい(時間は通信環境によるとのこと)かかるのだが、起動するとメーターの表示が変わりアイドリングの回転数が高くなる。エンジニアによると、回転が高まるのは「あくまで高揚感を高める演出」だそうで、こういった遊び心も取り入れていることにも驚いた。
コースインして実際にシフトタイミングが近づくと、外野視の中で青い光が瞬いているのが想像以上によくわかる。視線を移す必要がないので、慣れてくるとシフト操作やライン取り、次のブレーキングポイントにより意識を集中することができた。
当初表示タイミングを1.5秒、回転数を6000rpmに設定したのだが、エンジニア曰く筆者は結果的に6500rpmあたりでシフトアップしていて、かつ変速スピードが速いので1.0秒に設定した方が狙った回転でシフトアップできるとアドバイスをくれた。
自分の癖などに応じてマシンをセッティングする作業は、レースの現場でプロドライバーがしていることと同じ。モータースポーツの擬似体験をユーザーが手軽にできるのもこのシステムの魅力かもしれない。
(次ページに続く)
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