ランドローバー ディフェンダーに加わったショートボディの90に試乗。新導入のディーゼルのアドバンテージは?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 93
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一 93
歴史あるオリジナルの系譜を継ぐモデルとして2019年に登場し、翌年日本でも発売されたランドローバー「ディフェンダー」。当初は2.0L直4ガソリンターボエンジンを搭載した110(ロングホイールベースの5ドア)が販売の中心だったが、新たに90(ショートホイールベースの3ドア)と110の3.0L直6ディーゼルターボエンジン搭載モデルが追加され、メディア向け試乗会が実施された。
全長4510mm、全幅1995mm、全高1970mm、ホイールベース3020mmという巨大な110に対し、90はホイールベースが435mm短い。全長も同じだけ短い。前後オーバーハングのデザインは同じで、全幅と全高も同じ。したがって短いけれど、決して小さいクルマではない。真正面や真後ろから見ただけでは90か110か見分けがつかない。
全幅が1995mmあって、後席用ドアがなくなった分、ドアが長くなったため、狭い場所での開閉、乗降には苦労する。が、いったん乗り込んでしまえば、前席はもちろん後席にも広々としたスペースが確保されている。前後シートの間隔は110とほぼ同じだけ確保されていて、後席住人の膝前にはスイカくらいは入れられそうなスペースができる。全長が短いのにそういうレイアウトにすると何が起こるかというと、荷室が狭くなる。もう少し後席が前に配置され、荷室を稼いでくれたほうが使い勝手がよいと考える人は多そうだ。後席背もたれを倒し、2座プラス十分な荷室という使い方が、90らしい使い方なのだろう。
走りは110よりも明らかに軽快だ。ステアリング操作に対する応答性が高い。大げさに言えば110は操舵してから一拍おいてクルマが曲がり始める印象なのに対し、90だとスッと曲がる。重量が約200kg軽いこともあって、若干加速もよい。
試乗車にはオプションのエアサスが装備されていた。インポーターが用意する広報車は90も110もすべてエアサスが装着されており、ディフェンダーのコイルサス仕様を試した経験がないため、オプション価格34万1000円の価値があるのかないのか判断がつかない。ディフェンダーは90、110を問わず、全速度域で乗り心地がよいとだれもが評するが、新プラットフォームによるものなのか、エアサスだからなのか……。
ただこのクルマの場合、エアサスは快適性のためだけのものではなく、悪路走行時に車高を上げてロードクリアランスを確保するためでもある。今回設定されたオフロードコースには300~400mmの水深の池が用意されていた。この程度の水深ならコイルサスでも難なくクリアしてしまう。インポーターが“映え(ばえ)”のために用意したものだろう。エアサス仕様ならMAX渡河水深は900mmとなる。保険として頼もしい。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
マクラーレン、720Sレースカーの後継モデルの可能性に言及。「GT3があるかぎり必ず」
切磋琢磨してきたふたり。角田裕毅、好敵手リアム・ローソンの復活を予想「レーシングブルズできっと巻き返してくる」
国内ダブル王者の坪井翔がF1日本GPを見学「ここで戦いたいという気持ちが一層強くなった」
トヨタは5台を投入へ。WRC初開催のラリー・イスラス・カナリアスに10台のラリー1がエントリー
「デボネア」「ギャランGTO MR」「HSR-II」をじっくり見るチャンス! 三菱がオートモビルカウンシル2025でヘリテージカーやコンセプトカーを展示。
全長6m! 600万円級の新型「デュカト」発表! 全高2.8mボディに「革新デザイン」採用! “キャンプ仕様”にピッタリなフィアットの「めちゃデカい商用バン」マイナーチェンジ実施
PONOS RACINGがスーパーGT第1戦岡山を前に突如ドライバーを変更。ワドゥとの契約を解除し篠原拓朗を起用へ
軽ユーザーは「通常のナンバープレートの色が好きではない」 図柄入りナンバー「選んだ理由の“違い”」浮き彫りに
【MotoGP】小椋藍、第4戦カタールに向けやる気十分「競争力は発揮できると思う」ギャンブル潰されたアメリカの雪辱果たせるか?
トヨタがオートモビルカウンシル2025に出展。初代セリカ リフトバックや4500GTが見られる!
ジープ、「コマンダー」に限定車「フリーダムエディション」 装備充実も価格は安く
全長5.3m超え! 日産「新型最上級SUV」まもなく日本導入!? トヨタ「ランクル」の“ライバル”な大型本格SUVは1000万円級? 「新型パトロール」国内販売の可能性があるのか
【覚えていますか?】セリカ、インプレッサ、ランエボ…国産勢と渡り合った美しき名車、ランチア「デルタ」の魔力
【最新】トヨタ「RAV4」次期型のデザインはこうなる! 新プラットフォームでボディ拡大&ハンマーヘッド顔に
【後日精算に不満爆発】ETCを襲った大規模システム障害。無料にならない複雑背景と、混乱を招いた根本原因
【シルビア復活】が新社長就任で一気に現実味。ただし「リーフ」ベースのEVになる“ガッカリ説”が濃厚
【買うなら年次改良モデル】下馬評覆し人気のレクサス「LBX」。受注停止の訳は“バッテリー問題”の解消
【E-C4より120万円以上安い】シトロエン初の「C4ハイブリッド」はクラス最高燃費と新世代デザインで日本の本命なるか
レースで“BMW”の名を轟かせるために生まれた初代「M3」はサーキットで熱く日常ではジェントルだった
痛快かっとび軽ターボはなんと4ナンバーだった! 性能も見た目も乗り手を選んだ初代スズキ「アルトワークス」
【新情報!】「買えないランクル70」が今夏再受注の噂。前回買えなかったユーザーが今やっておくべきこととは?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!