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スバルAWDオールラインナップを雪上試乗。その実力と課題を確かめた

違いは明白。意のままになる楽しさがある

より走りに振ったレヴォーグ2.0LモデルとWRX S4には『VTD-AWD(不等&可変トルク配分電子制御AWD)』が搭載されている。こちらは回頭性を高めるために前後基本トルク配分を45:55とリア寄りとしたセンターデフを用い、更に必要に応じて電子制御式LSDによって駆動力配分を行なう。

違いは明白だった。こちらはステアリングを切り始めた瞬間から、ノーズが入るだけじゃなくクルマ全体の向きが変わりはじめる感覚。意のままになる楽しさがあるし、タイトなコーナーが連続する場面では、フロントから外に流れ出しそうにないという安心感も得られる。逆にリアが流れたりはするが、次の瞬間には挙動は安定しはじめる。なるほど、走りはちゃんと別の味わいを持つものになっていた。

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