【底を打ったか?】日産の世界販売が16か月ぶりに前年比増。国内販売は苦戦が続くも、先行きが明るいと言えるワケ
掲載 更新 carview! 文:ピーコックブルー 31
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さらに、前出のある業界関係者は「中長期的に見れば、国内販売増のカギとなるのはBEV」と話します。
「世界4位の巨大新車販売市場である日本ですが、BEVの販売比率はわずか2%程度にすぎません。
そうした意味では『BEV後進国』と言われることも多い日本ですが、電力インフラの充実度は世界屈指であることから、そのポテンシャルは高いと言われています。
近年、BYDやヒョンデといったブランドがBEVを中心としたラインナップで日本進出を果たしているのも、そうした背景と無関係ではありません。
一方、それらのブランドは日本における知名度に課題があるほか、販売網も十分ではありません。その点、日産はどちらも兼ね備えているうえ、国産の自動車メーカーのなかではもっとも多くのBEVを販売してきたという実績があります。
つまり、将来的にBEVのシェアが拡大していく可能性が高いことは、日産にとって強い追い風であると言えるわけです」
日産の復活には、魅力的なモデルが必要不可欠であることは言うまでもありません。
いま中国で絶好調のN7やそれに続くモデルの日本導入もうわさされていますが、BEVのシェア拡大と魅力的なモデルの導入がベストなタイミングで重なれば、かつてのような「トヨタと日産の2強時代」がまた訪れるかもしれません。
(終わり)
(写真:日産)
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