新型アクセラ プロトタイプ試乗。走りの実力は?
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:マツダ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:マツダ
新型アクセラには5ドアハッチとセダンの2種類のボディが用意される。さらにパワートレーンはガソリンとハイブリッドとディーゼルと3種類が揃っているから、ディーラーではどのタイプのエンジンを選ぶべきか迷いそうだ。先行試乗会には5ドアハッチバック、1.5Lと2.0Lのガソリン車が用意された。ちなみにハッチバックは「アクセラスポーツ」を名乗ってセダンとの差別化を明確にしている。
ガソリンエンジンはすべてSKYACTIVテクノロジーで開発され、燃費は1.5L(6速AT)が19.4km/L、2L(6速AT)が19.0km/Lと2Lが頑張っていることが分かる。技術的な特徴はノンハイブリッド&自然吸気でありながら、直噴、高圧縮、ミラーサイクル、アイドルストップと燃費技術を満載していることだろう。
普通に走ると1.5Lの素性の良さが光る。試乗コースがターンパイクだったので、登坂性能では1.5Lの非力さを感じたが、それでもスロットルを積極的に踏みこめば、同クラスと比較しても平均以上に加速できることは間違いない。1.5Lには6速MTも用意されるので、腕に自信がある人ならMTも面白い。
この1.5Lには16インチのトーヨータイヤが装備されていたが、乗り心地が非常によい。サスペンションとのマッチングもよく、しなやかにサスペンションが動くものの、バネ上の車体が不用意に揺れることはないから不安は感じない。この乗り心地ならAクラス、ゴルフ、V40とも対等に勝負できる。日本車の中では文句なくトップレベルだ。
2Lは18インチのトーヨータイヤを履き、1.5Lよりもダイレクトなハンドリングが楽しめる。乗り心地を犠牲にしないバランスのよいハンドリングに、アクセラの資質の高さを感じることができた。
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