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新型ケイマンS×吉田匠 DFI&PDK搭載で熟成

コンバーチブルより高価なクーペはアリか?

ポルシェ・ケイマンはボクスターをベースにしたミドエンジンのクーペで、まず2005年に高性能版のケイマンSがデビュー、続いて翌年に素のケイマンが追加された。しかしケイマンはそのデビュー当初、固定式ルーフのクローズドボディなのに、ベースとなったオープンボディ、つまりコンバーチブルのボクスターよりどうして高価なんだ、と多くのジャーナリストから批判を浴びていたのを思い出す。でもね、歴史を紐解いてみれば、ボクスターとケイマンのプライスの関係は決して異常なわけではなく、むしろ普通のことなのだと、ポルシェに成り代わって僕は当時のリポートで解説した。例えばジャガーEタイプ、MGB、それに日本のホンダS800といった60年代のスポーツカーは、いずれもオープンよりテールゲートを備えるクーペの方が高価だったのだから、と例を挙げて。

その、オープンより高価なクーペであるケイマンが最近、ボクスターと同時にフェイスリフトをうけた。その主な変更点は、エンジンが直噴ヘッドを持つ新開発のものに替わり、2ペダルのトランスミッションがこれまでのティプトロニックSからツインクラッチ式2ペダルMTのPDK=ポルシェ・ドッペル・クップルングに替わったというもので、911が997前期型から後期型に変わったのと同様の変更だ。ただし、911のエンジンがすべて直噴になったのと違って、ケイマンでは標準モデルに搭載される新しい2.9リッター水冷フラット6は気筒外噴射のままで、Sモデルのための3.4リッターユニットだけが直噴化されている。

ボクスター、ボクスターS、ケイマン、ケイマンSの2シリーズ、合計4モデルあるミドエンジンポルシェのまずはケイマンSについてだけ、スペイン南西部アンダルシア地方のヘレス郊外で国際プレス試乗会が開かれたので、そこに参加した報告をしよう。

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