サイトトップへ

サイト
トップへ


現在位置: carview! > 編集記事 > 試乗記 > 新型ケイマンS×吉田匠 DFI&PDK搭載で熟成

ここから本文です

新型ケイマンS×吉田匠 DFI&PDK搭載で熟成

直噴エンジン+PDKにより動力性能が大幅にアップ

そこでまずは新エンジンとPDKについて。ボア・ストロークの数値を含むすべてが従来型と変わったケイマンSの3.4リッター水冷フラット6は、排気量3436ccから320psのパワーと370Nmのトルクを発生する。従来型は3386ccで295psと340Nmだったから、かなりの増強になるわけだ。それに対して車重は1350kgと、従来型+10kgにとどまっているから、動力性能は明確に向上した。なかでも特に2ペダル仕様はその向上代が大きく、例えば0-100km/h加速タイムは従来型の5段ティプトロニックSが6.1秒だったのに対して新型の7段PDKは5.1秒と、なんとフルに1秒も短縮されている。しかもこのPDKの加速タイムは6段MT仕様より0.1秒速い。ちなみに最高速は、MTで275km/hから277km/hに、2ペダルで267km/hから275km/hにアップしている。

新型の速さは、実際にドライビングしても体感できる。新エンジンは従来型と比べると低回転域からトルクが分厚くなった印象を受けると同時に、レヴリミットが7300rpmから7500rpmに引き上げられたこともあって、トップエンドにおいても一段と軽く回るように感じられる。エンジンの搭載位置がドライバーの背中により近いため、フラット6のサウンドは911より明確に耳に入ってくるが、その音色もなかなか心地好い。つまり新型ケイマンS、エンジンやトランスミッションが関与する動力性能は、文句なしに上がっているということだ。それでいて、燃費も確実に向上しているのはいうまでもない。

ちょっと残念だったのは、今回の試乗車はケイマンS+PDKの組み合わせに限られていたため、気筒外噴射2.9リッターエンジンを搭載する素のケイマンの実力や、ケイマンおよびケイマンSの6段MT仕様のドライビングフィールを体感できなかったことだ。

コメントの使い方

みんなのコメント

ログインしてコメントを書く

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

サイトトップへ

あわせて読みたい

サイトトップへ

ログイン

中古車探しをもっと便利に

  • 中古車お気に入り管理
  • おすすめ中古車の表示

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

関連サービス

メールマガジン メールマガジン