1t超もその魅力は輝きを増すーー新型ロードスターは“小さな”変化で走りを“大きく”進化させた
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 27
掲載 更新 carview! 文:山田 弘樹/写真:市 健治 27
「ロードスター」の大幅改良モデルに、ワインディングで試乗する機会を得た。
改良の骨子は「先進安全技術の進化」と、「マツダ コネクト」におけるサイバーセキュリティ対策だ。そしてここに、アピアランスのアップデートと、ダイナミクスの“小変更”が加わった。
しかしそのダイナミクスの“小変更”こそが、ロードスターの走りを“大幅”に変えていたと筆者は感じた。
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新型ロードスターを走らせてまず驚かされたのは、新しくなった電動パワーステアリング(EPS)の素晴らしさだ。大げさでも何でもなく、普通にカーブを曲がっただけで、誰もがその良さを噛みしめるだろう。
ステアリングシステムとしては、まずラックの摩擦が低減された。サプライヤーは同じだが、モーターを新型とし、その制御を今回からマツダ自身が行ったのだという。
その制御は初期から適正なフィードバックトルクが立ち上がるようになり、まず操舵感そのものが上質になった。そして肝心なカーブでは、車体の動きがとても操作しやすくなった。
比較すると旧型は、この微少舵角域でパワステの押さえが効かず、ハンドルが切れすぎてしまう。そして足周りに荷重が掛かってくると、ようやくそのロールスピードがジワッと抑えられる感じだった。
ロードスターといえば、“ヒラリ感”という言葉が有名だ。
そしてこの一舵目の動きをヒラリ感だと捉えるならば、新型にはそれがなくなったと言えるだろう。しかし筆者に言わせれば旧型のそれは“グラリ感”で、速度域が上がるほどその応答遅れが、“ヒヤリ感”に変わる。
つまりロードスターが持つ本質的なヒラリ感は、本当は別のところにあるということを、今回のアップデートで確かめることができた。
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