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往年の名車が集まった! ソリチュードリバイバル

往年の名車が集まった! ソリチュードリバイバル

イギリス車代表は1938年アルヴィス12/70スピードトゥエンティという戦前のオープンスポーツ。アルヴィスは1920年から67年まで存在したメーカーで、平均を超えるパフォーマンスと高いクォリティを持つプレミアムなブランドだった。オーナーはドイツ人。

英、仏、米…、戦前のヴィンテッジカー

ドイツ、イタリアとくれば、次に続くのは60年代まではイタリアも凌ぐスポーツカーの一大生産国だったイギリスである。今回のソリチュードにも、ジャガー、オースティン・ヒーリー、ロータス、ジネッタ、マーコス、MG、トライアンフといった市販スポーツカーに加えて、ローラやクーパーのレーシングスポーツ、それにシングルシーターフォーミュラまで、実に多彩なブリティッシュカーがやってきていた。ここでは写真のクォリティを優先して、戦前のヴィンテッジカー、1938年アルヴィスをその代表として採り上げた。

 

一方のフランスは、戦後のクルマはアルピーヌとルノーのスポーツモデルがやってきたくらいで、少々寂しい状況だったが、戦前型はかのブガッティをはじめとして、幾多の美しいヴィンテッジスポーツやヴィンテッジレーサーがやってきていた。ここではそういった戦前の流麗なフレンチブルーの一台、1937年ドライエのショットをアップしてみた。

アメリカ車では、シェルビーコブラや同デイトナクーペ、コルヴェットにマスタングにカマロと、戦後のマッスルV8モデルがほとんど勢揃いしていたが、ここでは戦前も戦前の第一次大戦前、このイベントの出場車のなかでも最も旧いクルマの一台と思われる1909年製のアメリカン-ラフランスという、巨大なスポーツモデルを紹介することにしよう。

さらに、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキの日本4大メーカーのモデルがすべて登場したモーターサイクル部門や、サイドカー部門のほか、ポルシェトラクターのオーナーズクラブによるパレードもおこなわれたりして、南ドイツの夏の週末を魅力的なボディと心地好い排気音で彩ったソリチュードリバイバル。旧いクルマが好きなマニアを愉しませたのはもちろんのこと、それ以外の人々にとっても、自動車がどんな変遷を経て今日の姿に至ったかを愉しみながら理解できるという意味で、意義のあるイベントだったに違いない。

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