往年の名車が集まった! ソリチュードリバイバル
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン(PJ)、吉田 匠(TY)
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:ポルシェジャパン(PJ)、吉田 匠(TY)
ドイツを舞台にしたイベントとはいえ、ヒストリックスポーツカーが主役となると、やはりイタリア車は決して外せないアイテムになる。だからソリチュードリバイバルにも、フェラーリ、アルファロメオ、アバルト、マセラティといった多彩なブランドの様々なイタリアンヒストリックがやってきて、ドイツ車とは異なる艶やかな色合いを添えていた。
まずアバルトは、1000ビアルベロやシムカ1300といった定番のリアエンジンGT群や、比較的ポピュラーなミドエンジンの1000SPに加えて、知る人ぞ知る極初期のフロントエンジンGT、50年代初頭の205ベルリネッタと、ワンオフといわれる60年代半ばのミドエンジンモデル、1300クーペ“ルフトハンザ”が来ていたのが、僕の興味を惹きつけた。
アルファロメオは、スプリントGT系や多数のジュリアベルリーナに加えて、有名なジュリエッタSZの原型になった50年代末のジュリエッタSVザガートの精悍な1台が目を惹いた他、こんなクルマがここに、という驚きの純レーシングカーも姿を見せていた。それは戦前1937年のGPレーサー、ティーポ12Cで、戦後の158/159と同様のスタイルのノーズカウルがオリジナルかどうかは不明だが、凄いクルマがきていたものだと思う。
さらに、猛烈に綺麗なマセラティのバードケージもめったに見られる代物ではなかったのに加えて、フェラーリもまた250GTO、275GTB、275SPと、60年代のレーシングGTやレーシングスポーツが圧巻のそろい踏みをしていた。さらに、330P4という60年代フェラーリスポーツプロトタイプの頂点に位置するクルマの姿を見せていたが、このP4、やけに綺麗でちょっとリアリティに欠けると思ったら、案の定レプリカだったらしい。
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