【20周年記念車オーナーに激震?】「ゴルフR“8.5”」登場。買い物もこなせる超高速ハッチ
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 70
掲載 carview! 文:木村 好宏/写真:Kimura Office 70
「フォルクスワーゲン ゴルフ」は今年で誕生50周年を迎える。2024年1月には8世代目にあたる現行モデルが、スポーツモデルの定番「GTI」を含めて大幅フェイスリフトを受けたのはご存知の通りだ。
5月には「GTIクラブスポーツ」のフェイスリフト版も発表され、順調に改良後のモデルバリエーションを増やすゴルフシリーズは、ドイツにおける5月の新車登録台数で8971台とトップに躍り出た。
ゴルフシリーズは1月から5月にかけての累計販売台数でも5万2363台で首位に立っている。ここ数年ゴルフの販売は「Tロック」や「ティグアン」などのSUVの後塵を拝しており、これは久々の快挙と言っていい。
この朗報を背景にフォルクスワーゲンは6月26日、ゴルフ最強モデルのフェイスリフトを追加した。「ゴルフR」はVWの子会社R社が開発するプレミアムパフォーマンスモデルで、GTIが“ホットハッチ”と呼ばれる一方、ワンランク上の「R」は“ハイパーハッチ”と命名されている。
フェイスリフト版ゴルフRにはハッチバックの他にヴァリアント(ワゴン仕様)も用意されている。
搭載されるエンジンは傑作の呼び声が高い4気筒「EA888 evo4」で1984ccの排気量から改良前モデルよりも13ps増加した最高出力は333ps、最大トルクは同値の420Nmを絞り出す。これはゴルフRの20周年記念モデル」と同じスペックだ。
組み合わされるトランスミッションは6速MTあるいは7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)でパワーはハルデックス・カップリングによって後輪にも伝えられるが、この4モーションシステムにはRパフォーマンス・トルクベクトリングも標準装備されている。
0-100km/hの加速所要時間はゴルフR20周年記念モデルと同じ4.6秒(ヴァリアントは4.8秒)、最高速度はスタンダードで250km/h、パフォーマンスパッケージを購入すると270km/hまで引き上げられる。
(次のページに続く)
>>「ゴルフR」のさらにスゴい系「20イヤーズ」が登場
>>【FFゴルフ最強】ニュルモード搭載「GTI クラブスポーツ」。日本に入るのか?
>>生誕50周年で大改良「新型ゴルフ」は光るVWマークだけでも選びたくなる
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