アメリカのニュースで大騒ぎに…「EVのタイヤ摩耗はエンジン車の4倍以上!」が大げさな理由
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 207
掲載 更新 carview! 文:山本 晋也 207
筆者は、過去に日産のEV「リーフ(初代)」に乗っていたことがありました。
2016年式の車両を中古で購入、2021年秋に手放すまで4万kmほど走行したと記憶していますが、タイヤは交換しませんでした。
所有期間内に2度ほど車検を通した際にも、タイヤが摩耗しているので交換が必要といわれたこともありません。
十分に車検を通せるレベルで溝は残っていたのです。
少なくとも、初代リーフについては5年以上乗っていても、摩耗によるタイヤの寿命は迎えなかったといえます。
ちなみに、冬場にスタッドレスタイヤに履き替えることもありませんでした(所有期間中に1~2度はタイヤローテーションをしたことはありますが…)。
これはあくまで一例にしかすぎませんが、5年といえばタイヤのゴムが寿命を迎えるころであり、エンジン車でも交換のタイミングといえます。
少なくともアメリカメディアがセンセーショナルに報じたようにエンジン車の4倍以上でタイヤが摩耗するということは、一般的なパフォーマンスのEVを、ごく普通に使っているユーザーに当てはまる話ではないでしょう。
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