【受注数30%増】ジープやアバルトに日本人が熱狂中。絶好調の秘密と今後の注目モデルを探る
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:Stellantisジャパン 27
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ーーステランティス。
世間一般にはあまり馴染みのない名前かもしれないが、「フィアット」「アバルト」「ジープ」「アルファロメオ」「プジョー」「シトロエン」……自動車史に燦然と輝くビッグネームを擁し世界第4位の販売台数(2023年)を誇る巨大自動車メーカーだ。
2021年に「グループPSA」と「FCA」が合併して誕生したステランティスは、そのブランドの本拠地を見てもイタリア、フランス、アメリカ、ドイツなど多岐に渡る多国籍軍といった様相。個々のブランドが強く各国で規制もバラバラなため、一見するとその舵取りは非常に難しそうだが、そんなステランティスの日本での販売が好調だという。そこでステランティスジャパンの代表取締役社長を務める打越晋氏に、グループの強さの秘密と今後の展望を聞いた。
>>ラングラー、アベンジャー、600E、ジュニア…ステランティスの新型車を写真でチェックする
ここ数年、コロナショックや半導体不足に始まり、最近では物流費の高騰や急速な円安など、海外から自動車を輸入するインポーターにとって厳しい環境が続いていた。その中でもとりわけ国内では、フィアット/アバルト、ジープが前年を上回る受注数を獲得し好調だという。打越社長は好調の要因を次のように分析する。
「お客様が求めていることにフォーカスしたコミュニケーション(施策)が、期待以上の効果が出ている(打越社長)」
その愛らしいルックスとボディサイズで日本で人気を博してきたフィアット「500」は、ピュアエンジン(ICE)モデルの生産が今年5月に終了した。
今後は電気自動車(BEV)の「500e」がそのバトンを受け継ぐことになるのだが、登場から16年もの歳月が経過しているにもかかわらず“最後のガソリン車”としてキャンペーンを行ったところ、駆け込み需要も手伝い受注数が30%も増えたという。
また日本がイタリアに次ぐ第2位の市場(2023年)にまで成長し熱狂的信者を獲得するアバルトは、“最後のガソリン車”ということに加え75周年の限定車を投入したことで、こちらも予想を超えた受注を獲得したそうだ。
ちなみに両モデルともステランティスジャパンとして日本向け生産枠をかなり確保したそうだが、その在庫も尽きかけてるといい、このお盆がまさに”ラストICEのラストチャンス”になるという。
(次ページに続く)
◎あわせて読みたい:
>>【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ
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