【受注数30%増】ジープやアバルトに日本人が熱狂中。絶好調の秘密と今後の注目モデルを探る
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:Stellantisジャパン 27
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個性派集団とも言えるステランティス。今後は”電動化”の旗のもと魅力的な車種の投入が相次ぐ。
まず9月10日には、フィアット「500X」の後継となるコンパクトSUVの「600e」が発売。矢継ぎ早に26日にはジープから小型SUVである「アベンジャー」が発表になることがアナウンスされた。
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どちらもステランティスのグローバルプラットフォーム「eCMP」を使用する兄弟車だが、アベンジャーは2023年の「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得した実力の持ち主。否応なく期待が高まる一方で、まずは両モデルともBEVモデルからの導入となる。世界的にBEV一辺倒からの揺り戻しが起きている中、BEV不毛の地である日本において勝算はあるのだろうか。
「我々は尖っているからこそ、BEVになってもジープはジープ、フィアットはフィアット。バッヂを取ったらどこのクルマかわからないBEVもある中で、うちのクルマはバッヂを取ってもどこのブランドのクルマか一目でわかるクルマを入れていく。お客様がそのブランドに期待するクルマを入れられるのが我々の強みなので、そこは絶対に消さない(打越社長)」
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新海氏は、アベンジャーがヨーロッパで受け入れられた背景を説明してくれた。
「アベンジャーはヨーロッパにおいて数ヶ月で1万台以上を受注した。他社はこれまで、静かで環境に優しくて航続距離が〇〇で安心で……という優等生タイプのコミュニケーションを展開してきたが、アベンジャーは運転して楽しくワクワクする、そしてラフロードも走れるというジープらしさを全面に打ち出したコミュニケーションを行ったのが支持された。そこを我々も狙っていく(新海氏)」
今回直接の名言は避けたが、車名に関するドタバタで違った意味で話題となってしまったアルファロメオ「ジュニア」も来年度中には登場する予定であり、こちらの前評判も非常に高い。さらには、新型プジョー「3008」や、「ベルランゴ/リフター/ドブロ」のマイナーチェンジも控えるなど、個性的かつ魅力的なモデルが今後も矢継ぎ早にデビューする。
(次ページに続く)
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