ポルテ&スペイド、この使い勝手はミラクル級
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
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数々のミラクルを見る前に、室内がどうなっているのかを説明すると、まず助手席は700mmの前後ロングスライドが可能で、背もたれの前倒しもでき、停車時にはテーブルモードになる。リアシートは6:4分割で背もたれの前倒しができ、座面の跳ね上げも別々にできる。フロントシートからリアシートへは、センターウォークスルーで室内移動もOKだ。
広さはどうなのかと言うと、まずフロントは頭上空間がものすごく、頭の上にハンドバッグが載せられそうなほど。助手席を中間位置にした足元スペースには、機内持込み用スーツケースが置けるくらいゆとりがあり、スライドを最後端にするとその1.5倍の広さだ。
そしてリアシートでは、頭上はフロントの約半分ほどのゆとりだが、足元にはやっぱりスーツケースが置けそう。座面もたっぷり大きめだし、この空間はかなりマイルーム感覚だ。
ここに、例のスライドドアが加わるとどうなるか。全開にした開口部は横幅が1020mm、高さが1250mmと広いので、助手席が中間位置で中肉中背の人までならば前席・後席同時に乗り降り可能。ステップが地面から300mmと低いので、子供やお年寄りもスムーズだ。
そして助手席をめいっぱい前にスライドしておくと、ミラクルが生まれる。たとえばベビーカーで赤ちゃんが寝てしまった時。起こさないようにチャイルドシートに移してあげるのは大変だが、ポルテ/スペイドはベビーカーごとママも乗り込み、近い距離で落ち着いて移動させてあげることができる。雨の日などは傘をさしたまま乗り込めるので濡れずに済むし、シートサイドにアンブレラスタンドまである。
また、自転車で出かけた子供を迎えに行き、自転車を積み込んで帰る場合にも、低フロアなので女性でも簡単に積み込めるのがありがたい。スペースはリアシートの片方の座面を跳ね上げれば十分なので、もう片方には子供が座れるのも便利。この他にも、日常の中で「ポルテでよかった」と感じるシーンは使う人の数だけ広がるはずだ。
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