ポルテ&スペイド、この使い勝手はミラクル級
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:まるも 亜希子 /写真:篠原 晃一
プチバンのマーケットニーズをガッチリつかんできただけあって、使い勝手も運転しやすさも金メダル級のポルテ/スペイド。全部は紹介しきれないが、収納スペースだって工夫いっぱいで多彩にあるし、運転席の前に写真やポストカードが挟めるホルダーがあって、子供やペットなどの写真を眺めてほっこりできる、なんていう癒しポイントまである。
じゃあ、ポルテ/スペイドに死角はないのかと言うと、完全にないとは言えない。たとえばママと赤ちゃんだけで乗る時には、運転席のすぐ後ろにチャイルドシートを装着することが多いので、右側のリヤドアがスライドの方が何かと便利だ。また、助手席側のスライドドアは電動で開閉どちらも約8秒ほどかかるため、リアシートに誰も乗っていないときは助手席の乗り降りだけでも、ちょっと時間がかかってしまうのが難点だ。
とはいえ、コンパクトカー+α、ミニバンからのダウンサイズを考えた時に、「これなら良さそう」と誰もが思える要素が詰まっているのは確か。プチバンを新たな国民車にグイっと押し上げる実力は十分にある。
最後にポルテ/スペイドは、「選べる楽しさ」がテーマでもあり、デザインは先代のほんわかキャラを受け継ぐポルテ、ちょっとクールでワルっぽい雰囲気のスペイドの2タイプ。どちらも動物のように愛嬌があり、よくよく見ると、スペイドのヘッドライトにスペードマークが隠されていたり、遊び心がチラリと見える。そして「ドレスアップ」や「ナビレディ」など6つのテーマごとに装備を集めたセレクトパッケージを用意。ボディカラーもそれぞれに専用色を設定した計8色があり、いろいろと楽しく迷えそうだ。
「ポルテ/スペイドはクルマを買うというよりも、お部屋をひとつプラスする感覚で乗っていただきたいです」。商品企画担当者のこの言葉に共感できる人には、きっと間違いのない買い物になるはずだ。
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