2シリーズ グランツアラーに試乗。7人乗りにもBMWらしさは健在か?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
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さすがにMTの設定はないものの、他のBMW同様、グランツアラーのバリエーションは豊富だ。エンジンはすべてターボで、1.5L 3気筒ガソリンと2L 4気筒ガソリンに加え、最新の2L 4気筒ディーゼルの合計3種類を用意。装備レベルもノーマル、Mスポーツ、ラグジュアリーの3種類からチョイスできる。価格は358万円~452万円。アクティブツアラーは332万円~。この程度の価格差だと、どうせなら3列シートにしておこうと考える人はきっと多いと思う。
一番人気はディーゼルで、受注の8割を占める。100%減税に加え、1.5L直3ターボ+21万円という戦略的な価格設定、経済性の高さ、クリーンディーゼルへの日本ユーザーの理解が進んできたことが、驚くほどのディーゼル人気の理由だろう。
ドライバーズシートに収まる。ポジションはアップライト気味だが、それほど極端なレベルではなく、ステアリングの角度や視界感覚を含め、ミニバンに乗っていることを強烈に意識させられることはない。傾斜を付けることで必要以上のボリウム感をなくしたダッシュボードも気に入った。
そして何より、ドアトリム、ルーフライニング、ステアリングホイールといった大物パーツから細かいスイッチひとつに至るまで、目に入るパーツ、手に触れるパーツがすべてプレミアムカーらしい仕上げになっているのが嬉しい。外観はちょっとズングリしているけれど、車内に入れば、そこには紛れもないBMWワールドが展開されている。さあ、いよいよ走り出そう。試乗したのは人気のディーゼルモデルだ。
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