安くなって装備はどうなのよ？ レクサスの高級コンパクトSUV「LBX」の最安グレード（420万円）はアリなのか

レクサス LBX“エレガント”

大きな違いはホイールサイズ

装備の違いをチェックしていきます。

エクステリア

エントリーグレードは一般的に、加飾がなかったり、ヘッドライトデザインが違うなど、エクステリアで差別化されがちですが、LBXは全グレード共通で違いはほぼありません。これは嬉しいポイントです。

一点だけ違うのがホイールです。他グレードは18インチが標準ですが、エレガントは17インチになります。ホイールサイズが大きいほうがカッコよさは増しますが、乗り心地はタイヤのエアボリュームが大きくなる小さいホイールが有利です。

17インチはエレガントのみの設定なので「乗り心地を重視したい」という人であれば、むしろアリといえます。

ボディカラーは、「ソニッククォーツ」、「ソニックカッパー」、「ソニッククロム」、「ブラックマイカ」、「アストログレーメタリック」、「ディープアズールマイカメタリック」の6色から選択可能で、ボディカラーが3色しかない…のようなエントリーグレードの呪縛はありません。

インテリア

シートとステアリングが「Lテックス」という合成皮革になります。

本革には、質感や肌触りなど「本革ならではの上質感」がありますが、手入れを怠るとひび割れしたりするのでメンテナンスに気を使います。

合成皮革は見た目の質感などは本革に劣りますが、昨今の合成皮革は耐久性があり、メンテナンスもそこまで気を使う必要がありません。扱いやすさで考えるとむしろこちらのほうがいいとも言えます。

また、他グレードと同じく運転席／助手席シートとステアリングにヒーターが付くのが嬉しいポイントです。

安全装備

「ITSコネクト」がオプションになります。ITSコネクトとは、ざっくりいうと「ITSコネクトが設置された交差点やクルマの情報を通信でキャッチしてドライバーに提供する」というもので、つまりは最新の安全運転支援システムです。

あったら嬉しい装備ではありますが、なくて困るものではなく、必要であればオプション（2万7500円）で選択可能です。

その他の装備

「インテリアイルミパッケージ」と呼ばれるインテリアの飾り照明が他グレードは50色から選べますが、エレガントは「シルキーホワイト」のみとなります。

エントリーグレードであればレス化してもいい装備ですが、1色でも装備するあたりにLBXの高級車としての意地を感じます。