【間もなく発売】レクサス「GX」に“一足早く”試乗。総合力は「LX」以上…懸念はやはり供給体制
掲載 carview! 文:山本 シンヤ/写真:トヨタ自動車 105
掲載 carview! 文:山本 シンヤ/写真:トヨタ自動車 105
そんな中、2022年に14年ぶりにフルモデルチェンジされたのが3代目である。このモデルはGXにとって大きなターニングポイントとなったが、その理由は大きく2つ。
1つ目は、3代目にして初となる日本への導入だ。従来モデルもリクエストが多かったと聞くが、当時は「LXとキャラクター分けが難しい」という判断だった。それをブレイクスルーできたのは、2つ目の理由「GXの立ち位置の変化」だろう。
初代/2代目は本格オフローダーと言いながらも、あえて土の匂いを消したキャラクターだったが、3代目は逆にそこを全面にアピール。
開発チームは「新型は『レクサス“本格”オフローダーの“ど真ん中”を作る』をコンセプトに、単なるモデルチェンジではなくプレミアムSUVのゲームチェンジャーになるべく開発を行なった」と語っている。要するにSUVとしての原点に戻った……と言うわけだ。
ちなみにレクサスは現在、大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験を提供する「OVERTRAIL PROJECT(オーバートレイル・プロジェクト)」を推進中だが、このGXがその中核モデルとして引っ張るそうだ。
日本では当初、2024年6月に限定100台の「GX550 オーバートレイル+」を抽選販売、通常モデルは2024年秋に発売予定という計画だったが、トヨタの認証不正問題をきっかけに発売を延期……。しかし、この度ついにと言うかやっとと言うか、もう間もなく発売されると言う情報が流れてきた。
それに合わせて、昨年先行発売された「GX550オーバートレイル+」に試乗することができたので報告したい。これから発売される通常モデルとは法規対応や細かい仕様の違いはあるが、基本は同じスペックである。
(次のページに続く)
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