【間もなく発売】レクサス「GX」に“一足早く”試乗。総合力は「LX」以上…懸念はやはり供給体制
掲載 carview! 文:山本 シンヤ/写真:トヨタ自動車 99
掲載 carview! 文:山本 シンヤ/写真:トヨタ自動車 99
エクステリアはエッジの効いたスクエアフォルムで、ドシっと構えたスタンスの良さが特徴だ。随所に新世代レクサス共通のモチーフも盛り込まれるが、単なる意匠でなく本格オフローダーに必要な機能を伴ったデザインだという。
開発チームは「オフロード走行時に破損をさせないための灯火類の配置、グリルと融合させたプロテクター形状など、全てのデザインに意味を持たせた『機能的スピンドルボディ』を実現させました」と語る。まさにレクサスの品を損なうことなく“ワイルド”と“ゴツさ”を備えたデザインと言える。
フロントオーバーハングが短く凝縮感あるデザインのため写真だとコンパクトに見えるが、実際のボディサイズは全長以外LXとほぼ同じ。先代と比べるとかなりのサイズアップだが、ドアミラー形状の工夫で「ミラー to ミラー」は先代モデルよりも短い上に、見切りのいいボディ形状も相まってリアルな取り回し性はサイズ以上に良い。
インテリアはNX/RXに通じる「TAZUNAコクピット」を踏襲したデザインを採用するが、インパネ上部はフラット形状(クルマの傾きを正確に知るため)、シフト周りに走行系スイッチを集約(確実に操作できるため)、シャッター付きカップホルダーの採用(中の小物をぶちまけないため)、使用頻度の高いスイッチはタッチパネルではなく物理スイッチにする(直感操作を重視)など、エクステリア同様全てに意味があるデザインで、全体的なまとまりの良さはLXを超える。
後席は、トヨタ/レクサスのリアルオフローダー黄金比となるホイールベース2850mmを踏襲しているので、ボディサイズの割には広々スペースとは言えないものの、必要十分な足元スペースは確保されている。ちなみにこのモデルは2列仕様(=5人乗り)だが、海外向けには3列仕様(=6/7人乗り)も用意される。
パワートレインはLX譲りのV6 3.5L直噴ツインターボガソリンエンジン+10速ATを搭載するが、GXに合わせて小型タービン&専用制御の採用によりレスポンス重視の専用特性。
353ps/650Nmのパフォーマンスは2480kgの重量級ボディを軽々走らせる余裕を持つだけでなく、LXよりもターボラグが少ないシームレスなトルク特性と高回転までストレスなく吹け上がる伸びの良さはスポーティ。
ただ、エンジンサウンドはレクサスを考えるとやや主張が大きめで、個人的にはもう少し抑えるもしくは音質を整えたいところだ。
(次のページに続く)
◎あわせて読みたい:
>>レクサス「LX」改良。“鉄壁の新ハイブリッド”搭載、1450万円~…「オーバートレイル+」、“松山英樹仕様”も
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【試乗】走り最優先のマツダ CX-60が乗り心地を改善、より多くのユーザーに走りの良さをアピール
“世界最速”の電動ハイパーGT ロータス新型「エメヤ」日本登場から半年 どんなクルマ? 販売店に届く反響とは
8年ぶり全面刷新! アウディ「新型A5アバント」登場! 人気「5ドアステーションワゴン」ボディは“流麗デザイン”×めちゃ広いラゲッジ採用! 新型で何が変わった? 早速体感【試乗記】
アウディ A7スポーツバックは洗練されたラグジュアリーなムードでいっぱいだった【10年ひと昔の新車】
ジムニーノマド徹底ガイド【1】コンセプト&プロフィール
239万円! ホンダ新「“カクカク”SUV」発表! 全長4.3m級ボディの「高コスパ」マシン! 黒感高めた新「BLACK STYLE」もイイ「WR-V」登場
2代目へ刷新 BMW 2シリーズ・グランクーペへ試乗 動力性能はAMG CLA 35に匹敵
【クルマの通知表】コスパ抜群! インド生産の世界戦略SUV、スズキ・フロンクスの新鮮度
待望の『クラウンエステート』発売に、「もっと高くなると思ってた」「欲張りな人に最適」などSNSで話題に
トヨタからワゴンとSUVが融合したクラウン4番目のモデル、新型「エステート」を発売
SUVとステーションワゴンのいいとこどりだろ!! [クロスオーバーワゴン]が今ぜったい激推しな件!!!
「こんなのエステートじゃない…」 SNSでは賛否も販売店では高評価!? トヨタ新型「クラウンエステート」正式発売で再注目! みんなの声は?
【販売店に聞いた】レクサス「GX」は4月3日発売。2グレード、1000万円級でも争奪戦…“本命ハイブリッド”はいつ?
「ランクル300」いよいよマイチェン秒読み!? 室内装備を進化させつつ販売再開か。予想価格は525万円から
豪華仕様「アルファード・スペーシャスラウンジ」が「レクサスLM」に逆立ちしても敵わない点とは?
【本当はどうなの?】現行型「N-BOX」購入者の評価は…総合点は高いが販売が伸び悩む理由も判明
【かわいくて頼もしい】フィアット初のMHEVモデル「600ハイブリッド」が今年6月に日本発売、燃費23km/Lと経済性もまずまず!
【25年度登場】日産発表の“新型軽”は3代目「デイズ」!? 虎の子「e-POWER」の搭載はあるか?
【実現したら奇跡】ダイハツが試作した軽量スポーツ「GRミライース」が自動車界をザワつかせる理由
アウディ新型「A6アバント」が世界初公開。デザインも走行性もファーストクラスで日本上陸が待たれるも、内燃機関モデルなのに“A6”の謎
25年登場の新型「CX-5」には「SKYACTIV-Z×ハイブリッド」が存在!「CX-3」はタイ生産の高コスパSUVに?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!