アウディA8とA7にレベル3の自動運転は付かない…その本当の理由
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
とまぁ、アウディが自らハードルを上げた分、新型A8に“なんだ結局レベル3まだなのか”感が漂うのは否めないものの、もちろんクルマはADAS(先進運転支援システム)がすべてではない。というわけでここから、A8のインプレッションを書いていきたい。
新型のスタイリングはあっと驚くような変わりようではなく正常進化型。安心できると感じるか面白みがないと感じるかは見る人次第だろうが、ディテールまで観察すると、随所に新しさが盛り込まれている。VWグループ各モデルのプレスラインは(価格に応じて)エッジが際立っているが、A8のショルダーラインも鋭く美しい。また特にリアで顕著だが、フェンダーが盛り上がって見えるようなプレスラインもあって、エレガントなだけじゃないぞと主張してくるデザインだ。また前後ライトユニットの複雑なレンズカットや多数のLEDなどのディテールに新しさを感じる。
全長5170mm、全幅1945mm、全高1470mmというサイズは従来型よりも25mm長く、5mm狭く、5mm高い。ホイールベースはわずかに6mm伸びて3000mmとなった。「メルセデス・ベンツ Sクラス」や「BMW 7シリーズ」と同じフルサイズで、日本で使う上限の大きさといえる。ロングは全長、ホイールベースともに130mm延長される。ボディはアウディおなじみのASF(アウディ・スペース・フレーム)で、素材はアルミが58%を占め、それ以外は複数種のスチール、マグネシウム、カーボンなどが使われる。
乗ったのは、4リッターV8ターボエンジンが搭載された標準ボディの「60 TFSI クワトロ」。最近アウディは車名の2桁数字でおおよそのパワーを表すようになった。60はラインナップの最上級。最高出力460ps/5500rpm、最大トルク660Nm/1800-4500rpmを発揮する。新型はアルミを多用するとはいえ、巨体のため車重は2110kgに達するのだが、最大トルクが660Nmもあれば痛痒など感じるわけもなく、アクセルペダルをジェントルに踏めばジェントルに、乱暴に踏めば乱暴に、つまり自由自在に加速する。フラッグシップサルーンだけあって乱暴に踏んでも音は静か。車内には遮音材によって不快な周波数が濾し取られた心地よいエンジン音が響くのみだ。
60Nmのスターターモーターを用いたマイルドハイブリッドのため、アイドリングストップからのエンジン再始動時の振動はほとんどない。48ボルト電源システムを生かし、ドライブモードでエコを選ぶと、55km/h以上ではアクセルオフでエンジンが停止する。
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