新型MINIクラブマンに箱根で試乗。上級移行で走りはより大人っぽく
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:篠原 晃一
走りはひとことで、ステキだ。味つけにおいては、ロールを抑制した“いつものゴーカートフィール”を意図した形跡は強く、ステアリングの反応も鋭い。しかし、たっぷりとしたホイールベースとトレッドで、走りのリズムは大人っぽく、とにかく動きがしなやかで落ち着き払っている。さすがはCセグ。いかにも基本キャパが大きい。
クラブマンでも、エンジンと車名の相関はほかのミニと同じ。「クーパーS」が2.0リッター4気筒(192ps/280Nm)、「クーパー」が1.5リッター3気筒(136ps/220Nm)で、ともに同じくターボ過給である。
クーパーの1.5リッターは自然吸気2.0~2.2リッター級の性能なので、Cセグでも走りは十二分に活発だが、スポーツモデルというより、よくできた実用グレードっぽい。静粛性も素ミニより優秀な印象だ。乗り心地や操縦性は後述するクーパーSと基本的に大差ない(今回の試乗車が両グレードともオプションの18インチ+可変ダンパー装備だったことは念頭に置く必要はある)が、なるほどハナの軽さは明確。ドシッと落ち着いたロングホイールベースに、軽快に反応するハナ先との組み合わせは、ミニにかぎらず、ほかでもあまり味わえない独特感はある。
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