新型アウディA1の1.5Lターボ版は初代よりも簡素でダイレクト感のある走り味
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之 278
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久々にマジでアウディ欲しいと思いましたわ。それは新型A1。初代は今から8年前の2011年に日本に上陸したプチアウディで、走りはもちろん内外装ともに上質だったんですが、若干小さすぎ&凝りすぎ。A1の名に恥じない全長4m以下のサイズでしたが、特に最初に出た3ドアはリアの狭さもあって実質クーペ的。一方エクステリアは、当時のアウディデザインもあって丸さを強調、可愛らしさが先立ってました。
小沢的には当時バカ売れのミニを意識し、敢えてデザインも濃厚にしたと勝手に分析。もっともその分、個性的な女性に受けそうな気がしましたし、実際世界で90万台、国内で3万台を販売とコンスタントにヒット。特に国内では後に追加された5ドアモデルが売れていたはず。ところが、今回もベースのプラットフォームはVWポロと共通なんですが、かなりのイメチェン。思いっきりグローバル展開するMQB採用なこともあってか非常にジェネラル。幅広いファン層に受けるテイストに仕上がってます。
ボディは5ドアハッチバックのみ。全長×全幅×全高は4040×1740×1435mmと思ったより大きくなってませんが、先代比で55mm長く、10mm高く、全幅はキープ。居住性に大きく関係するホイールベースは2465mmから2560mmに伸びてます。そしてなによりデザインテイストが全然違う。初代は小沢の心の師匠が「ゴディバのチョコレートだ!」と言いましたが、今回はプチアウディクワトロ風。それも1980年代にWRCで活躍した硬派なスポーツクワトロがモチーフ。全体はそれなりに丸みを帯びてカワイイのですが、要所要所にエッジが効いててボクシー。
具体的には鋭利さを感じさせるシャープな6角形グリルはもちろん、左右に睨みの効いたLEDヘッドライトが付き、その上には3つのスリットが。完璧にラリー車のディテールで、前後フェンダーの張り出し、Cピラーの太さもスポーツクワトロのイメージ。女性にも好かれると思いますが、男性を意識したデザインに仕上がってます。
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