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新型アウディA1の1.5Lターボ版は初代よりも簡素でダイレクト感のある走り味

新型アウディA1の1.5Lターボ版は初代よりも簡素でダイレクト感のある走り味

A1 スポーツバック 35 TFSI アドバンス

初代よりも簡素でダイレクト感のある走り味

いよいよ走りですが、小沢が乗った35 TFSIはかつての1.4L直4直噴ターボエンジンの代わりに、新世代の1.5L直4直噴ターボを搭載。これはまだ日本のVWゴルフには積まれてないアップデート型エンジンで、ピークパワー&トルクは150ps/5000-6000rpm、最大トルクは250Nm/1500-3500rpmと十分。これを7速ツインクラッチのSトロニックで駆動するんですが低回転から非常に力強い。今回は東京から茨城の筑波まで往復しましたが、高速では十分過ぎるパワーと安定感、そしてステアリングの切れの良さ。

そのほかエコな気筒休止システムに加え、フィールドクーリングと呼ぶ新しい装置を付けるなどクーリング性能も向上。結果、モード燃費はWLTCモードで15.6km/L、小沢が高速中心で81km走った時も17.8km/Lと良好。結構なレベルでエコドライブが楽しめます。また今回は乗れませんでしたが、よりエコな1リッター直3ターボエンジンも2020年夏頃には導入される予定ということでチョイス可能です。

一方、走り味ですが初代A1よりダイレクトさを感じた次第。ベースとなったVWポロに比べしっとり感、ステアリングフィール共に良好ですが、時折アウディで過剰に感じる護られ感が薄く、そこを小沢は気に入った次第。あくまでも個人的な見解ですが、小沢は実は高級なアウディ系より、より簡素でダイレクトなVW系の方が好みだったりします。その方がより走ってる感が得られるのですが、A1は新型になって少しVW寄りになっているような?

価格も興味深く、今回乗った35 TFSI アドバンスは365万円スタート。バーチャルコクピットやMMIナビシステムが標準で付かないのでそこは残念ですが、使い勝手と質感を考えるとお手頃。今のコンパクト系アウディを考えた場合、ヤングファミリー層向けにはQ2がイチ押しですが、コチラを選ぶ手もあるのかもしれないと思った次第。

ただし最後にライバルとしてメルセデス・ベンツAクラスやBMW1シリーズを挙げると少々比較にならないかも。なぜなら1.3Lターボで価格的には並ぶAクラスハッチは全長4.4m台、1.5リッター直3ターボのBMW1シリーズは全長4.3m台でクラスが1つか2つ違う上、広さ、しっかり感が違います。特にリアシート、荷室の使い勝手は段違い。駐車場が広いならばAクラス買っちゃうでしょうと。

やはりアウディA1のメインは今後追加される割安な1Lターボモデルであり、その4mチョイの小ささで勝負する車種。そういう意味での比較対象はやはりBMWミニの5ドア。なんだかんだでライバル関係は永遠なのかもしれません。

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